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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 年上の人には敬語で話す。相手が先輩だったら敬語で話す。義務感ではなくて、「そうするのが当たり前」だと思って、そうしています。逆に言うと同い年だったら、別に先輩・後輩関係なく、砕けた言葉で話してもらいたいという気持ちがあります。……というのを、大学のころ思いました。同い年ながら学年がひとつ下の人がいたのですね。

 ただ、同い年ならともかく年下の先輩とか、年上の後輩とか、そういう関係になった時は非常にややこしいですよね。

 会社では「仕事上の関係だし、一歩引いた立場で付き合わないと失礼だ」という気持ちがあるので、相手が年下の後輩でも「さん付け」で呼び、敬語を使うようにしているのですが、ほかの世界ではどうなのか? そういったことを調べてみると、結構面白いのですね。

 
 私がよく気にするのは芸人の世界とプロレスラーの世界。どっちも好きだから、自然とそれらの情報ばかりが入ってくるというのはありますが、プロレスの世界ではどっちも重んじるがゆえにお互い「さん」付けで呼ぶところがあるみたいですね。デビューが早いとか、入門が早いとか、年齢が上だとか……。

 で、職業上当たり前ではありますが、リング上では呼び捨てにしたり「コノヤロー」だの「潰してやる」だのと罵倒しながら、道場などでは「さん」付けで呼ぶなど、そのあたりはちゃんと分けてるんだな、というのが興味深いのですね。そこはやっぱりプロのレスラーですもんね(故・橋本真也さんだけはそうでもなかったみたいですが、あの人は例外)。

 芸人の場合は、どちらかというと芸歴が重んじられるようで、たとえ年下でも芸歴が長ければ短い方は「さん」付けで呼び、長い方は呼び捨てにするというのが一般的なようですね。あとは、「兄さん」とか「姉さん」とかって言い方もよく使いますよね。

 とかく日本語は面倒くさい。面倒くさいけれど、色々な気持ちの表し方があって、すごくいいと思いました。それゆえ年齢・立場・キャリアすべてにおいて上の人であれば何と呼ばれようがどんな話し方をされようが一向に構わないのですが、対等の立場の人から敬語ではない話し言葉で仕事上のやり取りを吹っかけられた場合、少々気持ちがいらだつというのが偽らざる本心です。

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