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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 あまり好意的な感情を持っていないくせに、スポーツニュースで「泰葉、本格始動!」なんて記事を見るとついつい公式ホームページで詳細情報を調べてしまうのはなぜなのでしょうか。「本当は好きなんだろう?」なんて言われそうですが、今風に言えば「べ、別に好きってわけじゃないんだからね!」と言ったところでしょうか。

 いや、うーん、好き嫌いを別にして、商売としていいのかどうかというと、いいんじゃないの? という風には思います。「ファイティング・オペラ」ですし、高田総統も「日本のプロレスを根こそぎぶち壊す」と高らかに宣言されておりますし、やればやるほどその目標に向けて驀進しているような気がします。

 先日の「泰葉、ハッスル参戦」の記者会見における高田総統(とアン・ジョー司令長官)のパフォーマンスも痛快でしたし、正直なところ、気になるか気にならないかといわれればそりゃあもう気になって気になってしょーがないといったところですね。


 ただ、それでも、好きか嫌いか? と言われれば「嫌い」なのです。

 それは私がかなりプロレス寄りの人間だからなのでしょうが、やはり、あまりにもエンターテイメント的というか、素人がリングに上がってドタバタやっているのは見るに耐えないのですね。

 プロレスの、エンターテイメント的な部分は大好きです。ただそれは、アントニオ猪木氏言うところの「風車の理論」、つまり相手の攻撃をすべて受けきるタフネスと、その上でさらに相手を押し返すド迫力のパワーが見たいがためです。その上でベビーフェイスとヒール軍団の抗争、さらにコレはちょっと特殊ですが天山広吉・小島聡両選手の「天コジ」友情タッグ劇なども心震わされます。

 多少コミカルな試合のカードだとしても、お互いが「プロのレスラー」ですし、ちゃんとプロレスとして試合を組み立てていくので、それはそれで面白いと思います。往年のレスラー(後にマネージャー、現在は代議士!)であるKYワカマツさんなどは指も触れずに勝利するなど(フィニッシュ技は「大いなる宇宙パワー」)、メチャクチャなものがありますが、それもやはりレスラーとしての下地があるからつい受け入れてしまうのですね。


 だから、タレントがリングに上がってタレントのパフォーマンスで試合を進めたりっていうスタイルを、素直に受け入れられないのだと思います。ましてや“空手美少女”なる謳い文句の人がブログをやっていたり、“オシリーナ”なる婦女子がハッスルハッスルなんてやっている姿を見ると、

 「おまえら、ちょっと違うんじゃないのか!?」(剛竜馬)

 という気になってしまいます。まあ、好き好きですけどね。

 ともあれ年末に行われるプロレス風味のゲテモノ興行で、あの「プッツンおばちゃん」はどんなパフォーマンスをしてくれるのか。あいにくとテレビ東京が映らないので生中継は見られませんが、気になるところではあります。

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