ブルーハーツの歌で何が一番好き? と聞かれると、「リンダリンダ」でも「人にやさしく」でも「TRAIN-TRAIN」でもなく、「1985」と私は答えてしまいます。ただし、「好き」というか、何かというとつい口ずさんでしまう、というだけで、胸を張ってこの曲が好きです、とはいえないわけで……。
何でかというと、なんか恥ずかしいのです。
歌詞のひとつひとつが印象的で、とても記憶に残るのはその通りです。謎のイニシャルはサンゴのKYで、国籍不明の飛行機はミグ25(が真っ先に思い出されました)。原爆のことや終戦のことに触れると必ず甲本ヒロトさんの声が耳の奥に響いてくるような気がします。
けれど、それでもなお、恥ずかしいのです。カラオケでこの歌を声の限り熱唱したいという気持ちが、ないわけではないのですが、そこまでまっすぐ・素直にパンクでポンな生き方や考え方が、すでにできなくなってしまったようなのです。
同じような人がもうひとりいます。尾崎豊という人です。
私の兄者がどちらかというとファンで、小学生の頃に「誕生」というアルバムを聴いているのを脇で聴き、それから一気にはまってしまいました。なので盗んだバイクで走り出したり、夜の校舎の窓ガラスを壊して回ったり、先生にあなたはか弱き大人の代弁者なのかと問いただしたりする歌詞にはそれほど思い入れがありませんでした。
中学生のころは、ひどくはまりました。やんどころない憤懣を、歌を聴いたり歌ったりすることで何とか爆発させていたのだと思います。ご多分にもれず私もまた、純粋でまっすぐな少年だったのです。
その後は筋肉少女帯やら人間椅子やらの洗礼を受け、相当ひねくれた人間になってしまったために、尾崎豊という人の歌をあまり聴かないようになりました。
10年かそれ以上経っても、その気持ちはあまり変わりありません(特に後者は)。ただ感情的にはいい音楽だったし、それを聴いてそれなりに感動したのも事実なんだということは、認めなきゃならないとは思っています。
以上、自分の気持ちを整理するための手記でした。最近聴いているのは電気グルーヴの「カラテカ」です(♪ バイクを盗んじゃいけません)。
何でかというと、なんか恥ずかしいのです。
歌詞のひとつひとつが印象的で、とても記憶に残るのはその通りです。謎のイニシャルはサンゴのKYで、国籍不明の飛行機はミグ25(が真っ先に思い出されました)。原爆のことや終戦のことに触れると必ず甲本ヒロトさんの声が耳の奥に響いてくるような気がします。
けれど、それでもなお、恥ずかしいのです。カラオケでこの歌を声の限り熱唱したいという気持ちが、ないわけではないのですが、そこまでまっすぐ・素直にパンクでポンな生き方や考え方が、すでにできなくなってしまったようなのです。
同じような人がもうひとりいます。尾崎豊という人です。
私の兄者がどちらかというとファンで、小学生の頃に「誕生」というアルバムを聴いているのを脇で聴き、それから一気にはまってしまいました。なので盗んだバイクで走り出したり、夜の校舎の窓ガラスを壊して回ったり、先生にあなたはか弱き大人の代弁者なのかと問いただしたりする歌詞にはそれほど思い入れがありませんでした。
中学生のころは、ひどくはまりました。やんどころない憤懣を、歌を聴いたり歌ったりすることで何とか爆発させていたのだと思います。ご多分にもれず私もまた、純粋でまっすぐな少年だったのです。
その後は筋肉少女帯やら人間椅子やらの洗礼を受け、相当ひねくれた人間になってしまったために、尾崎豊という人の歌をあまり聴かないようになりました。
10年かそれ以上経っても、その気持ちはあまり変わりありません(特に後者は)。ただ感情的にはいい音楽だったし、それを聴いてそれなりに感動したのも事実なんだということは、認めなきゃならないとは思っています。
以上、自分の気持ちを整理するための手記でした。最近聴いているのは電気グルーヴの「カラテカ」です(♪ バイクを盗んじゃいけません)。
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