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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 日記というものを付け始めて、9年ほどになります。

 テキストファイルにバチバチッと、取りとめもないことを数行。書くのが途絶えた時期もありますが、まあ、大体続いています。

 よく続いたな、と思うのです。


 日記なんて何の意味があるんだ、と思ったこともありますが、時々何年も前の日記を見てみると、その時どんなことを考えていたか。というか、どんな人間だったのか。そういうのが見えてなかなかに面白いのですね。

 大学生のころの日記なんて、大変なものです。

 もともと内向的で、大学に入ったのを切っ掛けに変わろうと思い、1年目はそこそこうまくいったものの2年目に挫折。澁澤龍彦とその翻訳によるM・サドの本を濫読し、マリリン・マンソンを聴きまくり、結果としてスペースシャトルが飛ぶ時代に中近代ヨーロッパ的な暗黒思想にとりつかれた男の言葉がそこにはありました。

 その内容はひどく暗く、黒く、下手に文学にかぶれていたものだから、きわめて難解な表現が並び……

 餓狼伝的な、というよりは黒沢ばりに「殴ってやるっ……! 他のヤローがそんなこと言い出したら……」てな気分になってしまいました。

 ただ、それというのはやはりシラフの状態で読むからであって、キツい酒でも飲んでハードに酔った状態で読めば、なかなかの肴になるものでして。感情的な(今風に言えば「痛い」)部分は華麗にスルーされ、「あー大変だったんだねーウンウン」と、他人事のように読めるから、やはり保存しておくものだと思いました。

 
 だから、文章力をつける、なんて堅苦しいことは申しません。

 書くこと自体が面白い。そして、あとで読み返した時さらに面白い。

 だから日記を書くことをお勧めします。なんだこのオチは。

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