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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
かつてヴェトナム戦争で大活躍した米軍のアサルトライフル「M16」の説明書はマンガであった、というのはwikipediaで得た情報ですが、実際どんなものかというと、こんなのでした。

 

 あった、じゃなくて今でもそうなのかもしれませんが、洋の東西および時代を問わず、やはりマンガ入りでわかりやすく説明を、というのは人類共通の発想であったと言えましょう。


 とはいえ昨今、書店の軍事ものコーナーに行くと、こういう本がある……ということを知り、ちょっと辟易してしまいました。

参考「MGあくしず」

 いくらなんでもコレはやりすぎではないでしょうか。確かに犬神もこのテのブームの火付け役? となってしまった「まんがで読む 平成17年版防衛白書」を通販で買い、あまつさえ同じ作者の「不思議の国のネバーランド」をも手元においているし、中学生の時にコンバットマガジンを買ったのは高好ヨリさんの記事があったから……という経緯があるのですが、これとそれとはちょっと違います。

 前者は読んでみればわかるのですが、非常にまじめな解説書です。主人公はツインテールの女の子ですが、言ってることは「いかにして有事の際にこの国を守るのか」であって、はっきり言ってテレビの情報番組の2億倍は理解を深めることが出来ましたし、コレを切っ掛けに現在の自衛隊というものについてリアルに考えられるようになりました。

 後者は、確かにヤンマガのグラビアと大差ないかもしれませんが(水着か迷彩服やドイツ帝国のSS将校の制服か、の違いか)、モデルの経歴がよろしい。何せ元自衛官だったというのだからたまらない。少なくとも私よりは心身ともに強いのでしょう。だとすれば納得がいきます。実際そのあとの藤谷文子ではイマイチな感じがしました。……いや、こちらはこちらで父親譲りの合気道が特技だから、確実に私よりも強いとは思いますが……。

 まあ、コンバットマガジンの話は長くなるのでさておいて。

 それっぽい美少女にときめきながら知識を深めるのは結構ですが、ここまで来ると本末転倒というか、なんだかわからなくなってしまう感じです。そういったものがビジネスになるから、何でもかんでもそれっぽい美少女を絡めて出版するのは、きっと商売としては正しいのでしょうが、そんなものを小脇に抱えて栄光あるルフトヴァッフェを語るような輩は1.4トン爆弾の代わりにコンバットマガジンを3~4冊重ねたもので思い切りぶん殴ってやりたい、というのが正直なところです。

 まあ、たとえばコレを切っ掛けにより深い知識を身につけるとか、逆に元々確固たる知識と思想があって、息抜きにそういった書籍を手に取ったというのであれば、それはわからないではないのですが。

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