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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
過日(10月17日)、福島県相馬市にある『相馬中村神社』に行ってきました。

 

 こちらの神社は相馬地方の総鎮守であり、相馬家代々の氏神として崇敬されてきた……という歴史があります。そして相馬家はルーツをたどると平将門公であって、この神社は神田明神とは別な意味で非常に縁のある場所なのです。『帝都物語』のヒロイン・辰宮恵子もこの神社の娘でした。いや小説では『相馬俤神社』という名前だし、本当にここがモデルになったのかどうかはわかりませんが、ただ「相馬家の氏神を祀っている神社」というとここなので、たぶん、そうでしょう。

 境内には、将門公に次ぐ祟り神として名前が挙がっていた菅原道真を祀る『北野天満宮』に、将門公そのものを祀る『国王社』などもあります。もっとも国王社に関しては、帰ってきてリーフレットをよく読んで気づいたもので、実際に参拝したのは本殿だけでした。それだって、元をたどれば将門公が承平年間(931~937年)に下総国猿島郡に妙見社を創建したのが始まりですし、藩主家をはじめ相馬全領の総鎮守として祀られているのだから、まずここに参拝するのが当然の流れでしょう。将門公個人に関しては、神田明神ですでにお参りしているので、次に相馬に行った時まで待っていただくことにしましょう。

 と、そういった歴史的なことはリーフレットに書いているので、ここからは私見を書きます。

 

 境内にはこのように、多くの御神馬の像がありました。この地では毎年7月に『相馬野馬追』という……将門公の軍事訓練を由緒にもつお祭りがあるので、馬は特別に大切なものなのでしょうね。『帝都物語』でも恵子さんが魔物に襲われて窮地に立たされた時さっそうと現れた神馬が魔物どもを蹴散らして救ったし、加藤との決戦時にも神馬にまたがって突撃するシーンがありました。そう、将門公の次に神馬は大活躍しているのです。

 

 というわけで、私の愛馬といっしょに写真を撮らせて頂きました。なかなか上手に写真を撮ることができず苦心しましたが、参道正面にオートバイを止めるわけにもいきませんので……これだってちょっと参道にかぶってますけど……何とかお許しいただければと存じます。



 こちらは、きちんと撮影させていただいた雄々しき御神馬の姿です。これだけで、もう私のなかでは恵子さんがまたがって駆け抜けていくシーンを想像してしまいます。素晴らしい。


 今回はひとまず最初の参拝と言うことですが……これまでに参拝したどの神社よりも、気持ちが澄み渡った気がします。特にこのところ、ちょっと不安障害みたいなので気持ちがしくしくしていたので、余計に元気に感じられるのかな。

 いえ、私はそうは考えません。これも妙見様、そして将門公のおかげであると考えます。私のなかでくしゃくしゃになっていた心が押し広げられ、澄み渡った光にさらされることで、邪悪なものが祓われたのです。

 

 まあ……こんな感じかと言えば……そうですけど。

 でも本当に、ここまで来て良かったと思います。今度はちゃんと国王社もお参りしますし、女神転生IIにおける最強の防具のひとつ『マサカドのかぶと』が描かれたお守りも欲しいし。必ず、また参拝いたします!

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