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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
志波姫神社に参拝したあと、栗駒山に向かう途中で二羽の「鶴」が羽ばたき去っていくのを見ました。

なるほど宮城県で鶴を見ることはあり得ないとおっしゃるかもしれません。それも結構。おそらく私が見たのは別の何かだったのでしょう。確かに私は生きた鶴を見たことがありません。主に昔の時代の屏風絵みたいなので見た鶴のイメージが全てです。

ただ、私は鶴を見ました。神社に参拝したあとに鶴を見て「吉兆なり!」と声をあげました。その体験が何よりも大事なのです。月に兎を見るように、私は空に鶴を見ました。

それでも事実誤認だというのなら、よろしい。ではこのように申し上げます。

私は「神秘」を見ました。起こり得ざる現象が現実に発生したと認識しました。神秘体験をしました。

別に信じていただかなくても結構です。ただし私はこの体験、この短いストーリーを忘れたくないのでこうして書き残すものとします。


昔、国道と市道を隔てる森の道路に入ったとき、その森のトンネルを覆うほど大量の蝶の群れが飛び去っていく…ヤプーズの歌と同じ光景を目にしたことがありますが、それ以来の神秘体験でした。

現実と仮想の境界がない世界。認識者たる私とその私に認識された世界。もし肉体によって隔てられ肉体によって認識される次元を現実というのなら、私は少しだけ、そうでない世界に体を浸しているのかもしれません。

この辺はちょっと三島由紀夫さんの「太陽と鉄」の影響もあるかもしれません。ともかく私の大好きな人が掲げる「肉体廃止」という言葉を生きながら実現するために、この体験は大きな手がかりになりそうな気がします。

上半期にたくさん広げた見識を深掘りするのは、これからです。

*

(10月12日に書いて非公開だった記事)

認識者とはいえ、やはり一定の考え方は持っていないといけないのかもしれませんね。心が空っぽで、誰かの意見を素直に取り込むのはいいけれど、また他の人の意見にすりかわっちゃうから。

的外れでもとんちんかんでもいいんです。まずは自分のタブローをこしらえて、それを誰かのものと比べて少しずつ修正していけばいいんです。このブログではそういうものを半年かけて作っていきたいと思います。

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