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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
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こんにちは

 色々と、昔のお金のことを調べたのでお話しします

 高杉です。


 先日、「江戸時代の1両って、今のお金でいうと、どのくらいの価値があったの?」という質問について、あっさり他に回してしまいましたが、私自身もちょっと興味があったので調べてみたことを書きます。

 まあ、貨幣の単位も違えば経済システムも違うので、何をもって雰囲気を近づけていけばいいかといえば、「当時も現代もあるもの」の価格を並べて想像してみる、というのが一番わかりやすいですよね。

 そこで私が参考にしたのは「お蕎麦一杯分の値段」。落語の大古典『時そば』にもあるように、お蕎麦の値段は十六文が相場です。それを現代で考えると……ううん、田舎暮らしの長い私は、かけそば一杯500円というのが直感的にひらめいた金額ですので、そうしましょう。

 通貨の最小単位たる「文」は、250枚で「一朱銀」にランクアップします。この一朱銀を4枚集めると、この「一分銀」になり……

 

 一分銀が2枚で、今度は『二分金』にランクアップし……



 これを2つ合わせることで、いわゆる小判、一両になるわけです。だからものすごく簡単に言うと「一両=4000文」であって、お蕎麦250杯分、つまり「12万5千円」……まあ、大体そんな感じでとらえてよさそうです

 決して小さい金額ではありません。それと同時に、「庶民が小判を手にすることはめったに(≒一生)なかった」というのも、わかります。私だって、仮に現代に「十万円札」というのがあったとしても、実際にスーパーで買い物をするときは何百何十円っていうのが日常ですから。やっぱりもっと小さい貨幣の方が使い勝手が良くて身近な感じがしました。

 そのあたりの事情は、こちらのホームページに詳しいです。私もフムフムとうなずきながら、じっくり読ませていただきました。私の考えている通り、やっぱり庶民は細かいお金を主に使っていたみたいです。本来はお醤油の魅力を発信するホームページらしいんですけどね。


 ……というわけで、「1両は今のお金でいえば何円なの?」という、初めて小判を見た小学生が一度は疑問に思う事柄を調べていくと、色々なことがわかりました。というよりも、単純に比べられないから色々なことを調べて、ある意味立体的なイメージがわいてきました。同じ日本という国でも金貨と銀貨が流通していて、それを上手にやりくりするために「両替商」というビジネスが発展して……ってね。

 まだまだ、わからないことだらけです。単純な最初の疑問は解決しましたが、もっと色々なことを知りたいです。

 こうして私の手元にある、昔のお金を見ていると、そんなワクワクがわいてきます。

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