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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
これでも元写真部で、2007年ごろは愛機の一眼レフ(ミノルタ・α-sweet/300mm望遠レンズ)を持って色々と写真を撮っていた私。

何せ写真部に入って初めて持たせてもらった一眼レフ(部の備品)がキヤノンのEOS650だったので、カメラといえばAFが大前提でした。さすがにプログラムAEは使わせてもらえませんでしたが、絞り優先にせよシャッタースピード優先にせよ、ボタン半押しで全部カメラさんにお任せしてこそきれいな写真が撮れるんだ、と信じて疑いませんでした。

そういったこともあり、社会人になってようやく自分のカメラを手に入れた2007年ごろ、どうして隣にあるクラシックなMFカメラの十分の一くらいの値段で陳列されているのか、今ひとつ理解ができませんでした。なんと言うものか忘れてしまいましたが、少なくともAF機能なんかはついていない時代のやつです。


その愛機も故障により「今はもう動かない……」古時計状態となり、さらに手っ取り早くて画質もきれいなスマホのカメラを主に利用するようになって、すっかりカメラ熱も冷めてしまった私でありましたが、たまたま立ち寄った十和田市内のハードオフで「!!!」な出会いをしてしまいました。

それは「アサヒペンタックスSP」。今から半世紀以上前に発売され、当時の価格で5万円くらいしたのに(公務員初任給が2万円くらいだった時代だそうです)よく売れた名機です。



これは当時放送されたCMですが、私はもちろん生まれていないのでyoutubeで見ました。ツインテールという髪型は昭和40年代からあったのであり決して最近オタク文化の海から生まれたわけではないのです……いや、そっちじゃなくて。

通常この手のカメラといえばバカ高いプライスタグがつけられているか、どこかしら故障していてジャンク品扱いで投売りされているか(そしてそれを自分で修理するのが玄人なんでしょう)といったところでしょうが、この十和田ハードオフに陳列されていたのはきっちり保証がついたなかなかの良品。しかも値段も1万円と、ちょっと頑張れば手が届くレベルです。


3日ほど悩んで、ついに買っちゃいました。


CMの影響もあります。でも、より大きな理由としては「当時の職人さんたちの高度な技術と情熱が詰め込まれた機械を愛したい」ということのような気がします。それは現在オーバーホールに出している、1968年製の腕時計「シチズンセブンスター」にも共通します。

カメラを買った経緯やその後のことなど、色々と書きたいことはありますが、いったん区切りといたします。「らいか・デイズ」の向こうを張って「あさぺん・デイズ」始まりです(?)。

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