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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
昨日は久々に二戸市に行って来ました。来たるべき時に備えて久々に九戸城跡を訪れ、左近将監殿にかってに思いを馳せて力をもらうためです。

BGMはもちろん『信長の野望』。私が訪れた時は今年一番の陽気で、完全に春の雰囲気でした。まだ桜とかは咲いていないものの、非常に心地よかったです。

最近(2年くらい前)は行政面からも左近将監殿を持ち上げてアピールしようという傾向があります。『九戸政実プロジェクト』の名のもと、どの方面に向けて描かれているのかわからない超・イケメン仕様の漫画なんかも出ているなど、『天を衝く』を読んで大感動した身としては非常に嬉しい傾向でありますが、実際に現地に行ってみると、そこにあったはずの観光案内所は跡形もなく消え去っていました。

てっきり時の中央政権による奥州仕置にやられてしまったのだと思い込んだ私。「おのれ○○め!」と遅参したことを悔いたのですが、もしかしたらオフシーズンだから片付けたのかもしれませんね。元々プレハブづくりの建物でしたし、来月くらいから本格始動するでしょうから、それに期待することにしましょう。その頃にはきっと、この岩手の地にいないかもしれませんが……。

  *

私は山岡荘八先生の物語(『徳川家康』『徳川慶喜』『柳生宗矩』など)を読んで非常に強い影響を受けた身ですから、基本的に平和を求める人間です。『花の慶次』とかは大好きですし、真田左衛門佐殿のような超攻撃型武将に心躍ることも否定はしませんが、回避できる戦争は回避するべきだと思います。

だから左近将監殿が関白太政大臣様と一戦を交えたのも、その理論に基づけば、正しくないとは思うのですが……正しくなくても好きになってしまうのが人情。詳しくは『天を衝く』を読んでもらいたいと思うのですが、「どう生きるのか」そのことが大事だと思った犬神でした。左衛門佐殿との差は「同郷の人かそうじゃないか」の違いです。

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