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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
先日、会えなくなってしまった人と話すための『風の電話』の話をしましたが、あのブログを書いた後、私も墓参りに行ってきました。

『私も』と言いましたが、まあ、『風の電話』と直接的な関係はありません。お彼岸だからとか、天気が悪くてランニングが出来ないからとか、そういった複数理由があったからです。

でも、何となく気持ちを後押しされた……というのは、あるかもしれません。今から16年前に父親側の祖母が、そして5年前に母親側の祖父が歿くなりました。どちらも随分とよくしてもらいました。


一時期は「人間なんて、死んでしまったらそれまでだ」とかって言って、彼岸や盆参りを随分おざなりに済ませていたこともありましたが、祖父が歿くなった頃にはすごく真剣に供養の意義とかを考えるようになりました。

加えて3年前の震災で家族・友人を歿くした人の気持ちを(新聞などを通じて)知ったり、『徳川家康』など仏教的な考え方が底流にある小説をたくさん読んだりして、今では結構な信仰者になっています。といってもお正月は神社に行くしクリスマスはケーキを食べるし、そもそも一番身近な神様はアラハバキだし……と言ってのけるような人間ですが。家康公や本阿弥光悦のような篤信家ではないのですが。

要するに、歿くなった人のその後のこともちゃんと考えていこうと思ったのです。その人のことを思い、ずっと忘れないようにするために。そして、その上で自分もちゃんと生きていけるように。

過去があるから現在がある。特に祖父は戦争経験者で、直接聞いたわけではありませんが、戦争でケガをしてずっと障害を背負っていたそうです。そういった人たちの壮絶な苦労があったから、今の平和がある。そのことに感謝するためにも、皆様お墓参りはぜひ行きましょう。

以上、『テレビ寺子屋』でした。

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