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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 昨日も初売りに出かけました。

 昨日の場合は、ちょっと私と兄者の意思疎通に難があったために、なし崩し的にブックオフに出かけるような形になってしまいました。これじゃ~いつもと変わらないじゃないか!

 と言ってみたものの、新春特別セールで本が2割引だったのでね。そういう意味ではよかったのかなと思います。


 もともと偏屈・偏狭な性格である上に、年末年始と書店に行っては不可思議なマンガの表紙を眺め(参考1参考2)、よりいっそう心が狭くなってしまった私。なんだか、世の中がわからなくなってきました……。

 そんな漂泊の迷い人たる私がたどり着いたのは、ある一軒のコンビニでした。そこは赤い鳥居が並んでいるあたりに夕暮れ時になると現れるそうで、大事な探し物がある人は必ずここで見つけられるそうです。

 そのコンビニの名前は「たそがれ堂」……そう、村山早紀『コンビニたそがれ堂』ってやつを買ったんです。

 村山早紀先生といえば『はるかな空の東』。私が児童文学の世界に本格的にのめりこむきっかけになったファンタジー物語です(※)。その割にほかの作品を読んでいなかったのですが、今回2冊目となります。最初の数ページを読んで、ちょっと気持ちが緩んだので、本格的に買って読むことにしました。

 それから平直行さんの『身体感覚の宝島』という本。これは技術書と言うよりも思想書……というか、平さんがこれまでの人生で感じてきたことを、平さん一流の平易な言葉で説明してくれた本です。かつて『格闘技のおもちゃ箱』を読んだ時もそうだったんですが、すごく心が緩むんですよね。

 このご時世、ちょっとしたことにもアアだコウだと色々な人が意見を出し、動きが取れなくなってしまうものですが、そういった難しいところもスルッとすり抜けてしまう平さんの言葉。今の私に足りないものはこのあたりなのかな、と思い購入することに。

 そのほかにも『浜村渚の数学ノート 3さつめ』とか『早瀬未沙 白い記憶』とかを混ぜ込み、レジにもっていった私。やっぱり奇をてらった物語はもういいです。今の私はスタンダードな物語を求めているのです。


 (※ それ以前に『ふしぎの国のアリス』に興味を持っていたものの、それは作品単体を好きになったわけで、児童文学というジャンル全般に興味を持ったのは『はるかな空の東』がきっかけでした)

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