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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 『てっぱん』の番外編を、今になって見逃したことに気づいた犬神です。再放送の予定もなしとのこと。ギャアアアアー!

 ま、まあいいです。どうせクリスマスは、それどころじゃなかったんだし。もう終わったことだし。今日からはもう1年を振り返る師走特集だし!


 今年も結構、たくさん本を読みました。

 まずは、何よりもヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』ですね。卒論は『アリス』で書きましたが、3年生の頃に講義のテキストとして読み、半年かけて読み込んだ、私にとってはかなり重大な物語だったのでね。これをもう一度読むことで、完全にあの頃のような文学野郎に戻れた。そういう意味で、一番にあげました。

 次は、『獣の奏者』と『守り人シリーズ』を、すべて読み終えたこと(番外編はまだ)。大河のような長編シリーズではありますが、ようやく旅が終わりました。すばらしい物語でした。

 かと思えば、30歳にして初めて読んだ『魔女の宅急便』は、あと5冊ありますからね。ひとつの旅は終わりましたが、また新しい旅が始まったところなのです。

 さらに三島由紀夫も読みました。岩波新書も読みました。『餓狼伝』は……これで何回目だろう、って話ですが、とにかくまたまた読み直しました(ようやく新刊も出たことだし)。


 一方で、昨年末に宣言していたラノベ方面は、あんまり読めなかったかな、というのが反省点でしょうか。せいぜい『ゴシック』と『浜村渚の計算ノート』くらいで。来年こそは? う~む……それはどうでしょう。今年一年を振り返ると、そう宣言する自信がなくなってしまいました。

 まあ、『浜村渚の計算ノート』をラノベと言っていいのかどうかわかりません。人によっては夢枕獏もラノベ扱いするみたいだし。そのあたりがよくわからないので、とりあえずレーベルでラノベかそうじゃないかを分けたいと思います。だからオーケンの『新興宗教オモイデ教』とかも、非ラノベ扱いです。でも『ゴシック』は初出が富士見ファンタジア文庫なのでラノベです。

 そしてラノベというには真面目すぎるし(※)一般文学というにはやや少年少女向け? というジャンルがポプラ文庫ピュアフルとかなんですが、このレーベルの作品がまた面白いんですよね。こう、30歳になった今ではなかなか声に出しづらいピュアピュアな感情がポンポンと出ていて。

 とりあえず1年近く読み差し状態になっている『きみはジョッキー』と、買ったけどずっと読んでいない『レーシング少女』を読み終えたら、こないだ買ってきたやつを読もうと思います。


 残念ながらちょっと時間がなくなってしまったので、いったんここで区切りますが、まあそんな感じで。今年は去年よりもさらにたくさん本を読んだのかな、と思ったのでした。


 (※ いや決してラノベをバカにしているわけではありません。ただ言葉遣いとか物語の展開とかが漫画的というか、なんと言うか。地の文が少ないからなのかな? 全体に軽い感じだからかな? とりあえず『ダロウェイ夫人』とかと比べると、そんな印象を受けたのです)

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