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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 『浜村渚の計算ノート』を読んでいます。

 ゆとり教育の概念を極端に推し進め(?)義務教育はおろか高校の教育課程の中からも数学が消えた世界で繰り広げられる数学的な殺人事件と、それに対する解法。その鍵を握るのは、数学が飛びっきり好きで得意な女子中学生だった。……といった内容のもので、その女子中学生というところに興味を持って買ったのは偽らざる事実です。

 女子中学生……これまたラノベのにおいがプンプンするぜぇーッといった雰囲気なのですが、しかしながら数学は私が大苦手とするところ。それこそ高校2年の時に数学を捨ててしまった後ろめたい過去があるので、理路整然と数学的思考に基づいて説明されるとウググと黙ってしまうしかありません。

 とは言いましたが、実際に読んでみると、その女子中学生が問題を解いていくと言うのが、いいのかもしれません。

 彼女が問題を解くということは、彼女の言葉で周りの人間に説明するわけですからね。私のようなバカでもちゃんと理解できるのです。そうすると、まあ私自身の頭はまったく使用していないわけですが、難しいパズルを解いた時のような気持ちよさがあるのです。

 加えて、主人公の浜村渚、数学以外は普通の女子中学生であるということ。素直に可愛いのです。……これは私自身、色々と受け入れられるようになったから、なのかもしれませんが、何となく心地いいのです。

 なんだ、面白いじゃないですか、これ。読んでみると主人公が女子中学生ってこと以外は、結構ちゃんとしてるんです。

 あとは、数学嫌いで数学を捨ててきた男だから、新しい発見に大きく感動できるのかもしれません。とりあえず今は半分くらいですが、このあともどんどん読んでいきたいと思います。


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