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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 車で『速く走る』ということに興味を無くし、湾岸ミッドナイトも各種モータースポーツも見なくなってしまった犬神ではありますが、最近また少しずつモータースポーツの世界に引き戻されつつあるところです。

 というのは、たまたまスポーツナビで見たダカール・ラリーの記事。

 ふた昔くらい前までは『パリダカ』の愛称で呼ばれていた世界最高の冒険レースなのですが(今はパリもダカールも関係ない南米大陸で開催)、F1とか(公道を閉鎖して作った)コースを駆け抜ける世界ラリー選手権と違って、かなりザックリした情報しかない中をチェックポイント目指して走りまくると言うものなんですね。

 だからナビゲーション能力も重要だし、ともすれば砂地にはまったり急坂で転倒したりしかねないようなところをどうにか切り抜けるドライバーの技術も必要だし、何より暑いから体力も必要だし……さらに言えば、何とかチェックポイントにたどり着いた車を次の日もちゃんと走り抜くことが出来るようメンテナンスするメカニックさんたちも大変だし……。

 とにかく、みんなが高いレベルで一致団結して頑張る競技なのです。ともかく完走するだけでも十分な価値のあるレースなのです(実際、今大会の完走率は例年になく低かったそうです:140台中54台/39パーセント)。


 まあ総合優勝は、フォルクスワーゲン……たぶん金に物を言わせてすごいマシンを開発したのでしょうから、あんまり興味ありません。それよりも私が毎日追いかけ続けたのは『トヨタ車体』チームと『日野レンジャー』チーム。ともに市販車部門での出場です(何でもありのクラスから、市販車をほぼそのままの形で持ち込むクラスまで、色々あるのです)。

 特に面白いなと思ったのは、『トヨタ車体』チームのランドクルーザー。これって普通のガソリンとかじゃなくて、天ぷら油をリサイクルしたバイオ燃料で走るんですって。まあ、エンジントラブルで途中少し使えなくなってしまったのですが……それでも大部分をそのバイオ燃料で走り抜けたと言うのは、本当に素晴らしいことだと思いました。しかも市販車部門優勝の快挙つき!(6連覇)

 一方の『日野レンジャー』ですが、まあ私はトラックにはあまり詳しくないのですが(苦笑)10リットル以下の下位カテゴリでありながら市販車トラック部門でこちらも優勝を勝ち取ったのだからたまらない。エンジンの大きさとかパワーとかだけじゃ走りぬくことが出来ないのが、やはりこのラリーの難しいところであり、面白いところなのですね。


 私の愛車は残念ながらこれほどエキサイティングな性能ではありませんし、私自身もそれほどの技術ではないのですが、ただ速く走るだけでなく「壊さないように走る」という心がけは、普段でも応用できるのかな、と思いました。……何よりもこのレース開催中、毎日元気をもらいました。がんばればどうにでもなるんだな、って。

 そんなこんなで、次回はGT300クラスに出場するR&Dスポーツの「スバル・レガシィ」について書きたいと思います。

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