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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 以前、というのは『空手バカ一代』を読んでいた頃なのですが、そこらへんの大木に突き蹴りを打ち込んでみたことがあります。

 ……無論、牛と戦うとか熊と戦うとか『デス・マッチ』で赤サソリの異名を持つレスラーと戦うとか、そういった予定があったわけではなくて(笑)、実際にそういったことをやった時、どれほど

 「痛いのか」

 というのを、体験してみたかったからです。理屈だけならどこかの巨大掲示板でどれほどでも書かれているでしょうが、そんな言葉をどれほど積み上げたって、実感が伴いません。それじゃあ、何の意味と思ったのですね。


 で、実際に叩いてみました。……全力で叩いて骨折したら言い訳不能にアンポンタンなので、叩くと言うよりも軽く当ててみる感じで。

 それまでせいせいゲーセンのパンチングマシン程度しか叩いたことのなかったので、当然のごとくメチャクチャ痛くて、「あーいた、おーいた」と『ドラゴンへの道』のウォン・インシックのごとく退場。やはり自分は空手は出来ない、ということを改めて認識するにいたったのでした。


 その後、何冊か空手がらみの本を読んで知識だけは増えていった犬神。それらの本を読んでいると、教える人によって若干、考え方が違うのだと気づきました。

 たとえば芦原英幸先生は『硬いもの叩くの否定派』で、会員にはサンドバッグしか叩かせなかったと著書に書いていますが、山崎照朝さんの教本には巻き藁を叩くことを推奨する記事がありました。

 サンドバッグよりはるかに硬い巻き藁を叩くのなら、木だろうが電柱だろうが同じことだろう。そう思いつつも一応『巻き藁 作り方』などというキーワードで検索をかけ、さらに情報を集めてみたのですが(-2ch -chiebukuro)、どうもそういうわけでもなく……

 ……巻き藁と言うのは、ただ硬いだけじゃなくて、ちゃんと弾力があるんですね。さらに言えば、いわゆる『砂袋』も、ある程度のクッションになるから、やはり効果はあるのだとか。反対に反動が一切ない壁(あとは電柱とか、木とかも?)は叩きすぎると年月を経て骨がボロボロになってしまうので、やめた方がイイ、と。

 
 身体を壊してでも強くなる。そんなバカな話はありません。芦原先生の言葉を借りれば、だったら2階からでも飛び降りればいい、なのです。
 
 時代はもう21世紀なんだから、梶原一騎(もしくは山本小鉄さん)ばりのド根性論で鍛えることもないでしょうが、それでもいいものはいい。いずれ自分で叩きまくる日が来た時のために、知識をため込みつつ、少しずつ体験もしていきたいと思います。

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