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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 『風の谷のナウシカ』というのは、慎重かつ徹底的に避けている犬神です。……これ以上ないくらい徹底的に強くて可愛い女の子、というイメージだからです。

 そんなものを見てしまったら、犬神も正気ではいられないでしょう。

 でも、いつか、きちんと向き合って対決しなければならないとは、思っています。そうですね、たとえば……北斗七星の横で輝く星を見た時とかでしょうか。


 [ 本題 ]


 小学生の頃から「八丁堀」こと中村主水という人物を見て思ったのは、とにかく、

 「かっこいい大人だな」

 ということでした。 

 もちろん、表向きは何だかぼんやりした感じですから、家にいりゃ「種無しかぼちゃ」とののしられ、職場にいりゃ「中村さんッ!」といびられ、そのたびに頭を抱えてペコペコ、ペコペコ……愚痴もこぼせばため息もつくし、何だか冴えない昼行灯なのですが、裏の顔は悪人を一瞬で地獄に送る『殺しの達人』。


 かっこいいのです。
 
 
 あとは、これはあまり見たことがないのですが「安浦刑事」も、憧れの存在でした。

 いつもノーネクタイで出勤、それだけでなく競馬中継を聞きながら堂々と遅刻して来ることもしばしば。神経質な係長に怒鳴り散らされても飄々としてるものの、いざ事件に出くわすと厳しさと温かさを上手に織り交ぜた言葉で説得する……。


 これも、かっこいいのです。


 自分がそうなりたい、というよりは、ずっと『憧れの存在』。私は必殺仕事人で言えば順之助……は最後に爆死するからダメだな……じゃなくて『秀』のような未熟な部分のある若造ですから、すぐにそうなることは無理な話ですが、理想の姿として、ずっと追いかけ続けたい。そんな存在でした。


 そんな『憧れ』を感じる大人がひとり、いなくなってしまったことは、すごくショックでなりませんが、それでも見失うことなく。いずれ年齢を重ねて、表向きはしょうもないように見せかけても、内側にしっかりしたものを持っている。そういう大人になれるように。


 藤田まことさん、ご冥福をお祈りいたします。

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