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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 「武藤とつるんでうまくいったやつはいない」

 武藤というのは全日本プロレス社長・武藤敬司さんのこと。そしてこの発言をしたのは何と盟友・蝶野正洋さんだったのです。

 ……といってもこれは2002年ごろ、専門誌で語った話。そして私が実際にその専門誌を手にとって西川きよし氏のように「この目でしっかりと」見たわけでもなく、その当時に書かれたWebページを見たに過ぎない、というのは最初に言っておきます。

 では何故、もう8年も前のことをいまさら引っ張り出してきたのかというと、たといその当時のことだとしても、何だか違和感を感じるから。そして2010年現在の全日本プロレスを見ると、「当時のことだから」として納得させることが出来ないからなのです。


 この言葉で検索して最初に出てくるページを作成された方は、きっと、新日本/蝶野さん側のスタンスだったのでしょう。「自分をプロデュースすることには長けていても、組織のプロデューサーとしての資質を持たない武藤の当然の帰結とも取れる」「そして蝶野の予言の的確さは、『W-1』の失敗をはじめ崩壊への一途を辿る現在の全日本プロレスの姿が証明している」とまで言ってのけます。

 まあW-1の「なんじゃこりゃ!?」ぶりは犬神もうなずくところですが(笑)、結果的にこの人の分析はものの見事に外れてしまっています。もちろんこれは結果論。その時点ではたぶん正解だったのでしょう。

 ただ、そんな素人オタクの分析をはるかに越えた「プロデューサーとしての資質」を武藤さんは持っていた、ということなのでしょう。

 天才、という言葉で片付けるのは少しもったいない感じがします。『プロレスで生きる』を読むと、つくづくそう思います。

 一方の蝶野さんの、『プロデューサーとしての資質』は、もちろん疑うところはありません。去年の25周年興行なんかも、最後はしっかり自分がシメて見せましたし。

 
 この方のホームページは、ここ数年来、更新されていないようです。今もプロレスを見ているのか、もう見ていないのか。それはもちろんわかりませんが、とりあえずこんなギスギスした、不安定な時代はもう抜けたと思います。去年は確かに三沢さんが事故で亡くなると言うことがありましたが、全日本も新日本も、ちゃんとまとまってるような感じがします。

 だから、これからもちゃんと追い続けたいと思いますし、間違っていたことがあれば(それに気付いた範囲で)ちゃんと直していきたいと思います。

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