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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 このところ、立て続けにヒールレスラーの方に関する記事を読み、フムフムと思ったので、私も少し。


 犬神はまあ、大のプロレス好きを自認してはいるのですが、そうは言いながら毎日公式ホームページをチェックするのは新日本・全日本ばかり。最近はDDTというインディー団体も少し興味が出てきたのですが、基本的にはそのどちらか、というのが私の趣味なのです。

 さて、しかしながらこの業界には「メジャー団体」と呼ばれるプロレス団体がもうひとつあります。昨年6月に事故によってこの世を去った三沢光晴さんが興した『ノア』という団体です。

 今月、新日本の元祖ヒールレスラーである真壁刀義・本間朋晃組がこのノアという団体で繰り広げられているタッグリーグ戦に乗り込み、椅子やチェーンを使った反則攻撃で大暴れしたあげくにブーイングを浴びせるファンをも罵倒、さらに団体で一番偉い人に平手打ちを食らわせるなど、八面六臂の大活躍? をしました。

 当然、ノア大好きノア最高ノアだけはガチといってはばからない方々は、新日本なんていうわけのわからない団体からやってきて汚いプロレスばかり繰り広げるこのゴミクズみたいな連中を許せないでしょう。以前邪道・外道組が乱入して挑戦状を叩きつけた時にも、ブログで嫌悪感を隠さずさらけ出していた方がいましたが、その方もきっとはらわたの煮え繰り返る思いでしょう。

 それは正しいのですが、新日本寄り(というよりも真壁・本間両選手寄り)の犬神からしてみれば、むしろこのふたりのラフファイトが正しいんですよね。相手のレスラーもリングもファンもまとめて引っ掻き回して、破壊するようなこの振る舞いが。

 もっとも、今度真壁さんがタイトルをかけて戦う相手は、そんなノアの中でもひときわ荒っぽい雰囲気をかもし出す全裸男杉浦貴さんだけに、さぞかし激しい戦いが繰り広げられることでしょう。それ「だけ」は楽しみです。


 ちなみに、私がかくもヒールの振る舞いを好んで見るようになったのは、根っからのいい人でありながら一時期極悪集団ブードゥーマーダーズに所属していた小島聡さんの言葉から。

 コジログ|小島 聡 blog: 長かった九日間

 まあ、そんなふたりも本来の新日本プロレスの中では、善玉とか悪玉とか、そういったものがどうでもよくなるような存在感を放っているように思うのですが、最近の中邑真輔選手もそんな感じがします。高山さんに今年の1.4で勝ったあたりから。

 格闘技的なプロレスが好きじゃない、と言い続けて来た犬神をもこんな風にさせてしまう強さとかっこよさ、さらに実績。今年の夏ぐらいに「猪木ー!」と言って会社の内外を震撼させた頃は好きじゃありませんでしたが、これだけのものを見せ付けられたら、もう認めざるを得ないでしょう。

 だからプロレスは、面白い。

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