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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 本当は昨日のジュエルスとやらで朱里が見事にデビュー戦を勝利で飾ったことを囲うと思ったのですが、ごく浅くスイープしただけで満足してしまったので、これで終わります。……あまり深入りするつもりはありませんが、とにかく勝てたという事実は何よりもすばらしいことだと思います。今後も「エンターテイナーとして」ガンガン行ってもらいたいものです。

 
 それよりも衝撃的だったのは、毎日jpに飛び込んできたこのニュース。

 米ウェンディーズ:日本の全71店舗、年末で閉店

 米ウェンディーズ・アービーズ・インターナショナルは11日、日本のハンバーガー店「ウェンディーズ」全71店舗を31日に閉店すると発表した。日本でフランチャイズ(FC)展開しているゼンショーが10日、契約を更新しないと発表していた。
 米ウェンディーズは「日本でビジネスの機会を探りたい」とコメントしている。


 そ、それは本当なのかキバヤシ!? とそこらへんの人をつかまえて問いただしたくなるくらい衝撃を受けてしまいました。

 確かに岩手にウェンディーズはありませんが、兄者が拠点にしている宇都宮市に遊びに行った際の帰りのランチは必ずウェンディーズでした。ここで色々挟まったやつと、ミートソースみたいなのが上にかかったポテトを買って、高速に乗って2時間くらい経ってから冷え切ったのを食べるという(笑)。

 もちろんこれはアメリカの味であって宇都宮の味では決してないのですが、それでも犬神にとっては、いろいろ遊び尽くして再び日常に戻る途中の時間を象徴する食べ物なのです。ある意味、食べずに帰るわけには行かないっていうか。

 たまに行った私がこれほど気に入っているのだから、ウェンディーズを私に紹介してくれた兄者のショックたるや、恐らく私の想像のはるか上を行くほどでしょう。何でこんなにおいしいものが!……と思うものの、やはりマクドナルドには勝てないということでしょう。

 安いし、何よりも店がどこに行ってもあるし。高級志向ならモスバーガーがあるだろうし。そうやって考えていくと、最高においしいハンバーガーではあるものの、何でもかんでも物価が下がりまくるデフレの嵐が吹きすさぶわが国ではもはや存続させられないということなのでしょうね。

 
 まあ犬神もこんなことを言ってはいるものの、「安くても品質がいいのなら、そっちの方がいいよ」というクチだったのですね。

 ただ、それというのは世の中がむやみに高級志向に走っていたから。それに対する反発、ロックな気持ち(?)で。こんなにも世の中が全体的にドンドン安値志向に走って、なんかもう底づきしてる感じがします。しかも、それについていけない人たちが次々につぶれていくのを目の当たりにすると、今度は反対に、「多少無理をしてもいいものを!」という気持ちになってしまうのですね。

 考え方、生き方に何かと影響をもらっている北野武さんもこんなことをおっしゃっていました。

 「デフレスパイラルで、あらゆるものが安いものへ安いものへと。200円の弁当を1食我慢して、400円のものを食う気にならんか。安いジーパン10本買うのを我慢して、(いいものを)1本買う生き様はどこへいったかな。買う買わないは別として、いいものを見るのは絶対必要。良さを見分ける力はあらゆる文化を見分ける力に通じる。ちょっと世知辛くなったなぁ」(リアルスポーツ)

 ……だからというわけではないのですが、今年のクリスマスケーキは不二家に頼みました。

 普段の生活はつつましく、控えめでいいから、時々こころからいいものを。30年前に黒いスーツと真っ赤なシャツで活躍した探偵さんも月に1度は豪勢なディナーを味わっていましたし、別に金持ちにはならなくてもいいけど、気持ちまで安物にならなくてもいいよな、というのが常々思っていることです。

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