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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 数ヵ月前に表紙を見て中身をほとんど見ずに買った『コミック・ヴァルキリー』という雑誌を読みました。

 元々それがどういう雑誌なのかは、まったく知りません。ですが表紙から察するに、マンガチックな美少女たちがほぼ全ページに渡って可愛いところを振りまき続けるのだろう、もっと言えば『戦うところ』を見せつけるのだろう、ということは想像がつきました。

 古くは風の谷のあの人、はたまた赤い人型兵器を操縦する兄を持った『軟弱者!』に容赦のない人、あるいは無口無表情で使徒と呼ばれるナニモノカと戦う人と、いつの時代もそういう存在の人は男たちに愛され続けたもの。だったらそういうので雑誌を作れば少年ジャンプも目じゃないっすよ編集長! てなもんで刊行されたであろうこの雑誌。

 まあ、そこまでわかっているのなら、土足でグリグリ踏みにじって「くだらねえ」と山崎竜二のモノマネで捨て台詞を吐いた後にその場を立ち去ればよかったのでしょうが、やはり具体的にどんなものかわからないと、批判のしようもないわけで。でもってもしかしたら、実は結構オイシイ果実なのかもしれないと、ほんの少しだけ期待もして読んだわけです。

 ところが……

 …………

 ……読んでいる途中で我慢がならなくなって、読むのを中断してしまったのです。


 美少女はよろしい。ファンタジーでも格闘技でも伝奇ロマンでも、戦うところを見せるのもいいでしょう。

 ですが、格闘技にかこつけて無理やり液体を飲ませたあげく訪れるであろう生理現象を衆人環視のもとで強要したり、はたまた服を脱がせた後に別なたぐいの生理現象を起こさせようとしたりする描写が延々続くマンガを見て、完全にぶちギレてしまいました。

 もはやこれは戦闘美少女のマンガではなくて、ただの成年指定マンガでしょう。かつて少年チャンピオンで連載されていた『ゾクセイ』でさえ、ここまで直接的な描き方はしなかったはず。こんなものを老若男女誰でもが手に取れるフツーの漫画雑誌コーナー向けマンガ雑誌に載せるとは。

 これで今後、二度とこの雑誌を手に取ることはないでしょう。そう言い切るだけの理由が出来ましたから。

 今後も同じようなことがあった時に、道を誤らないために、今回はこんな感じのコラムを書きました。

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