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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 毎日、車で会社に行く時はCDを聴きながら行きます。何とか一日、仕事をやりきるためのテンションを養うためです。

 その時というのはたいてい歌もの、それも自分で歌えるものを聴きながら行くのですが、たまに女性ヴォーカルのものを聴いてみたり、エイフェックス・ツインのように静かなテクノ音楽を聴いたり、洋楽を聴いたりもします。

 今朝聴きながら行ったのは『ポリス』のアルバム。

 ポリスはスティングが中心になって活動した80年代のロックバンドで、『見つめていたい』などのヒット曲で知られる人々ですね。って、たぶん私よりも皆さんのほうが詳しいか。私の場合、好きになったきっかけが、セガの『UFOキャッチャーⅡDX』のアトラクト音楽でしたからね。

 で、聴いていると、色々なことが頭をよぎりました。

 
 この音楽をよく聴いていたのは、今から6~7年前。私が大学3年生から4年生の頃だったと思います。

 この頃は大学生活も後半戦に突入し、そろそろ卒業のことを見据えなければ……などと考えていました。というか、考えざるを得ないという状況だったみたいですね、当時の日記を見るとね。

 とりあえず、その都度レポートとか、そういうものは何とか書いて出して、単位は取っていたんですよね。でもって、本もたくさん読んでたし、それなりに知識もあって。

 その一方で、そういった知識が世の中に出てどれほど役に立つのか?――たぶん、あんまり役に立たないんじゃないかな――という気持ちもありました。

 だからといって、元々オタク気質だし、今まで役に立つようなことを何も積み上げてこなかったから、とにかく本を読んで現実逃避。煙草もバカバカ吸うし、髪も伸ばし放題で、現実から全力ダッシュで逃げまくっていたのです。

 タイトルにつけた『砂の城』というのは、そんな当時の自分を一言で表現した言葉です。たくさん本を読んで、とりあえず格好は出来たものの、それっていうのはすごくもろくて崩れやすいわけで。そのことに気づいてはいたものの、手元には砂しかないから、さらにそこに砂を重ねて積み上げて。

 そして……4年生の後半ぐらいからどんどん崩れて、崩れて、崩れまくって……最終的には自分で解決できなくなって、ついに心療内科に行くことになってしまったのでした。


 そんな、楽しくて不安な時代を思い起こすのが、この『ポリス』のアルバムなのです。

 時々、学生に戻りたいという気持ちにならないわけでもないのですが、そのことを思うと……やっぱり戻りたくないなあ。あえて言えば、黄金伝説みたいに、1週間○学生生活とか、ですかね。一時的に学生っぽい雰囲気を味わうくらい。もう一度やったから、おいしいところだけでいいです(笑)。

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