昨日の横浜文化体育館での全日本プロレス、船木vs鈴木は、カクトウログさんの速報記事を読む限り、なんだか『餓狼伝』で長田と梶原が繰り広げた『リング上での真剣勝負』みたいなものだったようですね。どちらも盛り上がるプロレスと言うわけではなく、ひたすらに感情のぶつかり合いと言うか。
見に行った人によっては「金返せ!」なブーイングを浴びせていたようですが、そういう試合が本当にあるのか! という驚きと感動が私の場合先行してしまいます。たぶん、これで決着って言うのはないんだろうな、このふたりには。
三冠戦がどうなったのかは、速報を読む前に仕事を終えてしまったので、今もわかりません。このあとスポーツナビでも見てみることにします。
さて、その一方でようやく金沢克彦さんの著書『子殺し』を読んでいます。
これまた、『1976年のアントニオ猪木』同様、カクトウログさんのレビューを読んで、どうも真剣に面白いようだったので買ってしまいました。実際、これは激烈に面白いのですね。
第1章は、FMWの創設者・大仁田厚と長州力のマッチにおける裏舞台の話。……まあ、散々FMWをかき乱した大仁田も、パフォーマンスばっかりで中身のない衆議院議員・大仁田も、相変わらず大嫌いなのですが、この時の大仁田だけはちょっと違うなと思いました。ウムム、これだからプロレスラーは深い。
そして第2章、第3章は……今はまだ第3章の途中までしか読んでいないのですが、伝説のシュートマッチ、99年1月4日の小川直也x橋本真也戦。そこには関係者、というか金澤氏しか知らないような、リングの中以上に激しく長い真剣勝負が繰り広げられていたのでした。
ただでさえK-1などの立ち技系格闘技に興味が行き、どんどん(気持ちの中で)プロレスの価値が下がっていた頃。橋本に何もさせずにぶちのめしてしまった小川は、やはり本当に強いんだ! と素直に驚き、心酔し、反対に橋本はハッキリと『ダメだこりゃ』な印象になってしまいました。
ところが実際はそうではなかった。もっと大きな、ある意味では政治的な力が働いていたのですね。それはもう、プロレスラー個人の問題ではなくて。
まだ読んでいる途中なのですが、ものすごくリアルな空気がその本の中には詰まっていて、自分もその場に立ち会っているような気持ちになれます。
第4章は『永田さんことユウジ・ナガタ』の格闘技戦に挑戦した時の舞台裏。共著『永田さんのかんがえたこと』が発売され、リング内でも熱血劇場・永田センセイとしてふがいない教え子に愛の鉄拳、愛のキック、愛の髪つかみに張り手にストンピングを振るうなど、色々な意味で目立っているこの人のその時はいったいどうだったのか。今から楽しみでなりません。
見に行った人によっては「金返せ!」なブーイングを浴びせていたようですが、そういう試合が本当にあるのか! という驚きと感動が私の場合先行してしまいます。たぶん、これで決着って言うのはないんだろうな、このふたりには。
三冠戦がどうなったのかは、速報を読む前に仕事を終えてしまったので、今もわかりません。このあとスポーツナビでも見てみることにします。
さて、その一方でようやく金沢克彦さんの著書『子殺し』を読んでいます。
これまた、『1976年のアントニオ猪木』同様、カクトウログさんのレビューを読んで、どうも真剣に面白いようだったので買ってしまいました。実際、これは激烈に面白いのですね。
第1章は、FMWの創設者・大仁田厚と長州力のマッチにおける裏舞台の話。……まあ、散々FMWをかき乱した大仁田も、パフォーマンスばっかりで中身のない衆議院議員・大仁田も、相変わらず大嫌いなのですが、この時の大仁田だけはちょっと違うなと思いました。ウムム、これだからプロレスラーは深い。
そして第2章、第3章は……今はまだ第3章の途中までしか読んでいないのですが、伝説のシュートマッチ、99年1月4日の小川直也x橋本真也戦。そこには関係者、というか金澤氏しか知らないような、リングの中以上に激しく長い真剣勝負が繰り広げられていたのでした。
ただでさえK-1などの立ち技系格闘技に興味が行き、どんどん(気持ちの中で)プロレスの価値が下がっていた頃。橋本に何もさせずにぶちのめしてしまった小川は、やはり本当に強いんだ! と素直に驚き、心酔し、反対に橋本はハッキリと『ダメだこりゃ』な印象になってしまいました。
ところが実際はそうではなかった。もっと大きな、ある意味では政治的な力が働いていたのですね。それはもう、プロレスラー個人の問題ではなくて。
まだ読んでいる途中なのですが、ものすごくリアルな空気がその本の中には詰まっていて、自分もその場に立ち会っているような気持ちになれます。
第4章は『永田さんことユウジ・ナガタ』の格闘技戦に挑戦した時の舞台裏。共著『永田さんのかんがえたこと』が発売され、リング内でも熱血劇場・永田センセイとしてふがいない教え子に愛の鉄拳、愛のキック、愛の髪つかみに張り手にストンピングを振るうなど、色々な意味で目立っているこの人のその時はいったいどうだったのか。今から楽しみでなりません。
PR
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック