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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 このところフィジカルなことばかり考え、行動してきたせいか、どうも精神的なスタミナがなくなってきたような気がしたのですね。

 で、これじゃいけないと思って、今日は精神の修行? をしようと思って、そういう文化的なことをしてきました。


 午前中は矢巾町の「水辺の里」にて、軽く身体を動かしたあとに『平和の国のネバーランド』を読む。……これについては、すごくいい本だったので、後ほど改めることにして。

 午後からは一戸町にある『御所野縄文公園』に行って来ました。

 これはものすごく広い敷地に今から4500年ほど前(縄文時代)に栄えた村を再現したり、資料を展示したりと、まあそういう場所です。そういう場所って簡単に言ってしまいましたが、これが本当にすごい場所なんです。

 まず駐車場から博物館などのある建物までは、長い空中にかかる橋を渡って行きます。これは2003年にグッドデザイン賞を受賞したそうで、なんだかこの橋が2009年の世界と縄文時代の世界を時空を越えてつないでいるような想像をしてしまいました。

 中にはもちろん実際の発掘物とかが並んでいるのですが、その演出の仕方がすばらしい。ぐるりと円柱形に広がる世界では、ものすごい速さで四季が巡り、その都度景色が変わります。さらに中央には150インチの巨大テレビがあって、常時その季節に合わせたビデオが上映されています。

 あとは任意で、社会科見学に来ていたらはぐれてしまって、なぜか縄文時代にタイムスリップしてしまった少女とともに当時の縄文人の暮らしについて勉強することが出来ます。炎を囲んでみんなでトランス状態になるシーンは見ている方も何となくその気になれて、結構いい感じです。

 外には復元された竪穴式住居が何戸かあります。ここの住居はよくあるわらぶきではなく、屋根の上に土を載せて作った独特のもので、これによって雪などにも耐えられる頑丈なものとなった……のだそうです。

 で、この外のフィールドがある意味では本番であって、やたら広いんですね。確かにひとつの村をまるごと収容しているのだから、当然と言えば当然なのですが、博物館でもらったパンフレットの地図を見ながらじゃないと、今自分がいるところには何があるのかイマイチ理解できない恐れもあります。

 そうやって地図を見ながら、「ああ、ここは○○というエリアなんだな」とかと言いつつ歩いているうちに、昔プレイした、とあるゲームを思い出しました。

 それは『太陽の神殿』。

 このゲームではチチェン・イツァーの遺跡をあちこち回って調査するのですが、私もそのゲームさながらに、アチコチに立つ住居の周りを見て回ったり、中に入ってみたり。興味がない人にはたぶん、何でもないんでしょうが、私はそんな風にゲームの主人公になったイメージも重ねあわせて、非常に楽しかったです。

 
 このあとは、博物館でチケットを買った時にもらった奥中山温泉の割引券を使って行くことに。この時点でもう夕方だったのですが、有効期限も割と短いし、またこのために来るんだったら……ということで、サッとお風呂に入ってそれで帰ろうと思って。

 ところがここで、思わず時間を食ってしまったのでした……(続く)。

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