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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 8月30日は、全日本プロレスと新日本プロレスそれぞれの興行がありました。

 どちらがより楽しみか? と言われれば、それはやっぱり全日本プロレスの方なのですが、全試合かなり盛り上がったみたいですね(スポーツナビの結果くらいしか見ていませんが)。

 
 とりあえず、ひとつあげるとすればやっぱり三冠ヘビー級のタイトルマッチ。体重を絞って筋肉質な身体を作り上げた諏訪魔選手に対して「まあ、がんばってくれたまえ」と上から目線で涼しく受け流していた高山善廣さん。たぶん、全日本プロレスの関係者としてはあんまりいい気持ちではないのでしょうが、私はただの素人ですし。とにかく「この人やっぱり強いなー!」と思わせてくれればそれでいいのです。

 で、試合内容としては激戦の末、高山さんが打撃技のコンビネーションからジャーマンスープレックスで攻め抜いて勝利したと言うことですが、ちゃんと対戦相手の諏訪魔選手を立てて認める発言をしていたのは印象的でした。やっぱりどっちも強いのです。

 ……ただ……そのあとですよね。

 いい意味で張り詰めたいい空気に冷や水をぶっかけるような……。

 ……タイミング? それとも、持ち合わせるキャラクタの差? なんだかよくわかりませんが、高山さんのカッコよさはどうしても揺るがないような展開でしたね。


 高山さんが全日本に参戦を始めた頃から、大体同じくらいのキャリアを持つ小島聡さんとのカラミはずっと気になっていました。一応『コジログ』では、海外武者修行の時代に少し交流があったことを書いていますが、高山さんの方は何となく遠まわしにコメントしてる感じが。

 ただ、遠回しといっても、もちろん? 好意的なものではなく。

 今年の1月には『タッグの賞をもらえなくて泣いているやつ』。

 週刊プロレスのインタビュー(三冠王座取ったばかりの頃だったかな)では『ジョジョ・リー』。

 そして今回は……『オッペケペ』。

 思わず笑ってしまいました。こんな日本的な言葉でバカにするプロレスラー聞いたことがありません。やはりバラエティ番組からまじめな番組まで、鋭くて重みのあるトークをする高山さんならではと言ったところでしょうか。

 さらに辛らつな、言葉によるぶった切りは続きますが、いちいち正論で、さすがの私もフォローできません(苦笑)。小橋さんと壮絶なチョップの打ち合いを繰り広げたとはいえ、結局フォールしたのは若手。それに対してシングルで見事に勝ち抜いた高山さん。そういった実績以上に、プロレスラーとしての格が歴然としてしまった感じがします。

 ……もちろん小島さんは全日本のエースと言っていいはずなのですが、上は『華』では勝てない武藤社長がいるし、下は『力』で互角に渡り合った諏訪魔
がいるし……『明るく、楽しい』パート担当なのかな、って気がします。実際どんなところが魅力的なのかって言うと、ブログからも試合後のコメントからもにじみ出てくる青春ドラマのような、とても人間的な温かみなんですよね。

 でもプロレスって、やっぱり強くなくちゃって気持ちもあります。やっぱりきちんと勝てなくちゃ、どんな言葉もなんだかなぁ~な感じがします。

 当分負ける要素が考えられない高山さんの帝王道はどこまで続くのか。案外プロレスに復帰した船木さんあたりが取るのかもしれませんが、そうするといよいよ小島さんの存在意義が問われてしまいますね。そうなったらもうF4で会場の温め役になるしかないのか……などと勝手に心配してしまいます。

 こんなことをアレコレ考えたり、心配したり、期待したり出来るから、やっぱりプロレスは面白い。

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