最近の楽しみ方? は、物語を書いている時の門田先生自身の思想を想像すること。わざとなのか本気なのか知りませんが、地の文とか登場人物の言葉とかに仮託して、門田先生自身が日ごろ思っていることをぶちまけているように見受けられる『黒豹』シリーズなのですが、この頃はなにか女性関係でフラストレーションがたまっていたのでしょうか。やたらとまぐわうシーンが多いような気がします。
思わず笑ってしまったのは、戦闘ヘリの操縦席で秘書の高浜沙霧とまぐわっていたこと。何もそんなところでしなくても……。
まあ、そういう部分だけではなく、全体的に女性キャラが活躍する場面が多いような気がするのが今作のような気がします。黒豹もいつものように一方的に(大腿部やわき腹を貫通したり、こめかみのところをかすってもんどりうって倒れこむことはあっても)CIAなりKGBなりその他悪の組織を阿修羅の如く撃ちまくるだけではなく、割とピンチに陥ります。そんな時に枯れをサポートするのが秘書の沙霧なのですが、その様子が特に生き生きとかかれている気がします(次が「さらば黒豹」かな)。
あとは、本作の最重要ヒロインであり、後々まで黒豹のこころに残り続ける女性『白瀬明日香』も出てきます。元々心臓が弱くて、心臓移植を受けるためにアメリカの病院に渡るのですが……。
元々、女子供にはとても優しく、それゆえにそういった人たちが犠牲になると通常よりも割増で怒り狂う黒豹ですが、本作での怒りッぷりはまさに最高潮。個人的感情で次々と悪人をぶっ飛ばし、悪人なのかそうじゃないのかあいまいな人も容赦なく殴り飛ばします。とにかく今回の黒豹は、いつもの強さに加えて情念の炎が燃え上がっているのです(注・褒めてます)。
せっかく機首に30ミリ機関砲がついているのにわざわざ身体を外にさらしてサブマシンガンを撃ったり、それで相手の武装ヘリのパイロットが倒されたり、海底戦車なるびっくりどっきりメカが出てきたり、今回もトンデモないネタには事欠かない『黒豹皆殺し』。400ページ以上の長編ではありますが、グイグイ読めるのでブックオフで見かけたらぜひどうぞ。
思わず笑ってしまったのは、戦闘ヘリの操縦席で秘書の高浜沙霧とまぐわっていたこと。何もそんなところでしなくても……。
まあ、そういう部分だけではなく、全体的に女性キャラが活躍する場面が多いような気がするのが今作のような気がします。黒豹もいつものように一方的に(大腿部やわき腹を貫通したり、こめかみのところをかすってもんどりうって倒れこむことはあっても)CIAなりKGBなりその他悪の組織を阿修羅の如く撃ちまくるだけではなく、割とピンチに陥ります。そんな時に枯れをサポートするのが秘書の沙霧なのですが、その様子が特に生き生きとかかれている気がします(次が「さらば黒豹」かな)。
あとは、本作の最重要ヒロインであり、後々まで黒豹のこころに残り続ける女性『白瀬明日香』も出てきます。元々心臓が弱くて、心臓移植を受けるためにアメリカの病院に渡るのですが……。
元々、女子供にはとても優しく、それゆえにそういった人たちが犠牲になると通常よりも割増で怒り狂う黒豹ですが、本作での怒りッぷりはまさに最高潮。個人的感情で次々と悪人をぶっ飛ばし、悪人なのかそうじゃないのかあいまいな人も容赦なく殴り飛ばします。とにかく今回の黒豹は、いつもの強さに加えて情念の炎が燃え上がっているのです(注・褒めてます)。
せっかく機首に30ミリ機関砲がついているのにわざわざ身体を外にさらしてサブマシンガンを撃ったり、それで相手の武装ヘリのパイロットが倒されたり、海底戦車なるびっくりどっきりメカが出てきたり、今回もトンデモないネタには事欠かない『黒豹皆殺し』。400ページ以上の長編ではありますが、グイグイ読めるのでブックオフで見かけたらぜひどうぞ。
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