昨日は休み。ということで、こないだちょっと気になっていた隣の町の「森林公園」というところに行って来ました。
ここはいつも行く場所と違って、ちょっと小高い山があったりなんだりと、ハイキングのような気分で楽しめるところでした。……まあ、私の場合はほとんどの場合平地しか歩かないので、せいぜい数百メートルの山でさえ両足の激痛に耐えかね、途中の階段で座り込んでしまうようなザマではありますが、それでも何とかてっぺんに。
それだけの苦労をして登った甲斐もあり、最高の見晴らしでした。
そこでしばらく景色を楽しみ、さらに冬目景さんのマンガ『イエスタデイをうたって』を読みました。
冬目景さんの書くマンガのキャラクタと言うのは、なんと言うのか、『温度がない』感じがします。都会的で、洗練されてるからなのかな。さらに言えば私が田舎モノだからなのかもしれませんが、割合静かな雰囲気で物語が進んでいく。だから感情移入がしづらくて、どうしていいのか内心ではまごつきながらページを進めていく。
だから、ほんのちょっと無理をして読んでいるのですが、そうまでしてでも読みたくなる、すごく魅力的なキャラクタ。自分には絶対にこんなことは言えないし、主人公とかそこに出てくる登場人物とかにいちいち共感できるほど私もピュアではなくなってしまったのですが、それでも。
こういう人はおれの周りにはいなかったけど、いたら素敵だなあ。
とりあえず、マンガを読んでいる間だけは、そんな風に思うことができました。だからやっぱり、面白いのです。ところで『幻影博覧会』の新刊はいつ出ますか。あと『ももんち』はやっぱり単行本にはなりませんか。
夜は何となくテレビを見ていました。ついていたのは『笑ってコラえて』。
私は結構所ジョージさんが好きで、コレの前番組の『笑ってヨロシク』なんかは、はっきりと大好きな番組として数えていたのですが、『コラえて』になってからは、残念ながらあまり好きではなくなってしまいました。いや、所ジョージさん古人は好きなんですが、番組がね。
主なウリは、『日本列島ダーツの旅』になるのかな。
あのコーナーで、東京からやってきたスタッフが地方の通りすがりの人たちをUMAか何かのようなノリで注目し、『お父さん』とか『お母さん』とかという言葉で語りかける。そうすると地元の人が答える。方言でその東京の人はよくわからない。それをみんなが笑う。
そのあとは、カザフスタンだかの大学で日本語を学んでいる学生さんたちに話を聞く。私たちはネイティブだから当たり前のように日本語を話せるけれど、学生さんたちは少なくとも私たちほどは上手ではない。だからちょっと変な日本語になる。それをまた、みんなが笑う。
……これはすごく怖いことだと思いました。私は一応、高校の英語科→大学の英米文学科と、人よりいくぶん英語の多い人生を送ってきたのですが、それでも自分の気持ちを上手に英語で伝えるのはすごく難しいと思います。アクセントとか、イントネーションとかも、どんなに練習しても日本語のそれがまじってしまいます。それでも何とか気持ちを伝えたくて、知ってる限り一生懸命に言葉を並べる。必死です。
それと同じようなことを、あの人たちは一生懸命やってるのに、どうしてそれがおかしいのか。腹が立つ、というのもあるのですが、そういうことを笑ってしまう感性がちょっと怖くなってしまいました。
『ダーツの旅』も、言ってみればロシア語なまりの日本語が津軽弁なまりの標準語になったようなもので、それをみんなが笑うのはあまりいい気がしません。まあ、これは私がダーツで訪問されるような田舎の人間だから、腹が立つと言う気持ちの方が強いのかな。それに、あのなれなれしい態度も。
所ジョージさんもテレビ局も、そうやって金を稼いでいるのだから、ある意味では正しいと思うのですが、私は少なくともそういうのを見て一切笑えませんでした。……以上、ずっと思っていたことでした。
少し硬い話になってしまいましたが、まあ、そんな感じでした。それでは、おやすみなさい。
ここはいつも行く場所と違って、ちょっと小高い山があったりなんだりと、ハイキングのような気分で楽しめるところでした。……まあ、私の場合はほとんどの場合平地しか歩かないので、せいぜい数百メートルの山でさえ両足の激痛に耐えかね、途中の階段で座り込んでしまうようなザマではありますが、それでも何とかてっぺんに。
それだけの苦労をして登った甲斐もあり、最高の見晴らしでした。
そこでしばらく景色を楽しみ、さらに冬目景さんのマンガ『イエスタデイをうたって』を読みました。
冬目景さんの書くマンガのキャラクタと言うのは、なんと言うのか、『温度がない』感じがします。都会的で、洗練されてるからなのかな。さらに言えば私が田舎モノだからなのかもしれませんが、割合静かな雰囲気で物語が進んでいく。だから感情移入がしづらくて、どうしていいのか内心ではまごつきながらページを進めていく。
だから、ほんのちょっと無理をして読んでいるのですが、そうまでしてでも読みたくなる、すごく魅力的なキャラクタ。自分には絶対にこんなことは言えないし、主人公とかそこに出てくる登場人物とかにいちいち共感できるほど私もピュアではなくなってしまったのですが、それでも。
こういう人はおれの周りにはいなかったけど、いたら素敵だなあ。
とりあえず、マンガを読んでいる間だけは、そんな風に思うことができました。だからやっぱり、面白いのです。ところで『幻影博覧会』の新刊はいつ出ますか。あと『ももんち』はやっぱり単行本にはなりませんか。
夜は何となくテレビを見ていました。ついていたのは『笑ってコラえて』。
私は結構所ジョージさんが好きで、コレの前番組の『笑ってヨロシク』なんかは、はっきりと大好きな番組として数えていたのですが、『コラえて』になってからは、残念ながらあまり好きではなくなってしまいました。いや、所ジョージさん古人は好きなんですが、番組がね。
主なウリは、『日本列島ダーツの旅』になるのかな。
あのコーナーで、東京からやってきたスタッフが地方の通りすがりの人たちをUMAか何かのようなノリで注目し、『お父さん』とか『お母さん』とかという言葉で語りかける。そうすると地元の人が答える。方言でその東京の人はよくわからない。それをみんなが笑う。
そのあとは、カザフスタンだかの大学で日本語を学んでいる学生さんたちに話を聞く。私たちはネイティブだから当たり前のように日本語を話せるけれど、学生さんたちは少なくとも私たちほどは上手ではない。だからちょっと変な日本語になる。それをまた、みんなが笑う。
……これはすごく怖いことだと思いました。私は一応、高校の英語科→大学の英米文学科と、人よりいくぶん英語の多い人生を送ってきたのですが、それでも自分の気持ちを上手に英語で伝えるのはすごく難しいと思います。アクセントとか、イントネーションとかも、どんなに練習しても日本語のそれがまじってしまいます。それでも何とか気持ちを伝えたくて、知ってる限り一生懸命に言葉を並べる。必死です。
それと同じようなことを、あの人たちは一生懸命やってるのに、どうしてそれがおかしいのか。腹が立つ、というのもあるのですが、そういうことを笑ってしまう感性がちょっと怖くなってしまいました。
『ダーツの旅』も、言ってみればロシア語なまりの日本語が津軽弁なまりの標準語になったようなもので、それをみんなが笑うのはあまりいい気がしません。まあ、これは私がダーツで訪問されるような田舎の人間だから、腹が立つと言う気持ちの方が強いのかな。それに、あのなれなれしい態度も。
所ジョージさんもテレビ局も、そうやって金を稼いでいるのだから、ある意味では正しいと思うのですが、私は少なくともそういうのを見て一切笑えませんでした。……以上、ずっと思っていたことでした。
少し硬い話になってしまいましたが、まあ、そんな感じでした。それでは、おやすみなさい。
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