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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 昨日は記事を書いている間に始まってしまったので、途中で切れてしまいましたが、テレビ朝日でゴールデンタイムに流れたプロレス、そして異種格闘技戦のことについて。

 一応、犬神もそれなり以上に知っているつもりではありましたが、試合前のやりとりも含めてきちんとした形で動画を見たのは実は初めて。あくまでも写真と活字でしか、当時の模様とかを知らなかったのです。ついでに言うと私と同じ27歳だった藤原組長も初めて? 見ました。あれかな、山本小鉄さんにしごかれまくってる時代かな。若いなあ(笑)。

 私の親父は当時を知っているはずなのに、アリのビッグマウスぶりに眉をしかめていたのですが、私はアリは強いんだから何言ったっていいだろ! と思うのです。無論、内藤チャンプのように礼儀正しいに越したことはないのですが、アリの場合はそのビッグマウス以上にすばらしい結果を残しているのだからたまらない。金も名誉も実力も、まさに世界最高峰と言ってよかったはず。

 だから、そんなアリの冗談(?)にケンカを吹っかけたアントニオ猪木はすごいと思うのです。

 ファイトマネーは600万ドルだ! と吹っかければ新間寿氏ともども資金をかき集め、投げ技も関節技もアレコレ禁止だ! と言われたら、「もう面倒くさいから全部飲み込んじゃえ」と返す度量。そしてそのルールの中で編み出した下段回し蹴り……。


 実際の試合の映像を見たのは初めてだったのですが、『アリキック』、確かにメチャクチャ痛そうです。あんな体勢からキック? と思っていたのですが、とんでもない。ひとつひとつがビシッ! ビシッ! と音を立ててアリの太ももを打ち据え、ラウンドが進むほどに目に見えてダメージが蓄積されていくのがテレビを通してでもよくわかりました。

 そして試合後の、アリの足に巻かれた包帯……。血栓症を起こして後のプロボクサー生命に影響を与えたという事実はwikipediaなり何なりでよく知っていましたが、写真で見ると改めてそのダメージの深さを感じました。もちろん猪木も足の剥離骨折と、とんでもない額の借金といった形でダメージを負うこととなったわけですが。

 そういった詳しい事実がわからなかった試合直後と、今回明らかになったことも含めて様々な舞台裏のドラマがわかった現在。言うまでもなくその評価は全然違うわけで、リアルタイムで見ることはできなかったものの、「アリはすごいし、そんなアリにケンカを売った猪木もすごい」と思ったのでした。

 もちろん、それは私が完全な視聴者、客としての感想であって、たとえばあの人が自分の上司だったら……それは嫌だなと思うのですが……。あと長州力とかも。やっぱりプロレスは自分でやるより見て楽しむのが一番。

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