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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 昨日はサントラのことを軸に話そうとしたために大変読みづらくなってしまいました。そのくせ直そうとしないのだから始末に負えないのですが、ともかく今日は昨日の続き。私がたぶん初めて見た、大学のころにさらに見た、「新」と「Ⅳ」について。

 初めて初代・仕事人を見た時、「何か、物足りない」と思ったのは、秀と主水のほかに三味線のバチで惨殺する「おりく」と、後にピンで映画になった「勇次」がいないからだというのは、決して私だけではないかと思います。やっぱりこれでこそ仕事人だ、というイメージがあったのです。

 その「新・仕事人」をさらに明るくチャラくしたのが「Ⅳ」。私が大学生のころにたまたま岩手朝日テレビで放送していたのがそれなので、ライデン瓶で相手を感電死させるというトンデモ仕事人(?)がいるシーンは見たことありません。その代わり「何でも屋の加代」とコンビで投石器を使う順之助は、良くも悪くも雰囲気を明るくするという意味で何となく好きになりました。

 家では「あなた!」「ムコ殿!」とつつかれ、番所では「中村さんっ!」といびられるダメダメ中年ぶりはある意味極めつけといったところですが、本作ではもうひとり激烈なギャグキャラがいます。

 順之助が街中で学生として、あるいは仕事人(?)として仲間や友人と話していると、

 「じゅ~んちゃん!」

 という猫なで声で迫るオカマの広目屋(サンドウィッチマン)・玉助です。何とwikipediaで独立した項目を持つほどの存在感。コレは私も今初めて知りました。そこまで市民権得てるのかこの人は!?


 というわけで、大変にバラエティ色が濃くなった本作ではありますが、それでもいい人がかなりの確率でわるいやつらに惨殺されるのはいつもの通り。必死でためた一両とか二両とかの金を渡す直前でわるいやつらの手下にブスリとやられ、血まみれの金を仲間うちで分け合って仕事に向かうというのがかっこいいのです。だから「仕事」人なのです。

 ほかにもチラホラと見た記憶はあるのですが、ここまで確固たる言葉が書けるのはこのあたりかなぁ。今見るのなら、オールドファンの人気が高い「新・仕置人」あたりを見てみたい気もしますが、チャラい「必殺」に慣れた犬神には、少々ハードすぎるかも……。

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