「必殺仕事人2009」が始まったものの、なかなかその時間にその番組を見せてもらえず(というよりも、家族の前で時代劇は見づらい……)、残念な気持ちでいる犬神です。仕方がないので今日は必殺仕事人(無印)のサントラを聴いていました。
もっとも、私が初めてみたのは「新・必殺仕事人」。飾り職人の秀がキュピーンとかんざしを返してドヒュッ! と刺殺したり、三味線屋の勇次がキューッと糸を伸ばしてヒューンと飛ばしてキュウウウウッ「ピーン(ガクッ)」とやったりするアレです。擬音語でできるだけ殺しのシーンを再現してみましたがいかがでしょうか。
幼少のころに初めて見た時はいい人がわるいやつらに次々と惨殺されていくさまは、正直あまりにも悲しすぎて好きになれませんでした。あとはそういった怖いシーンと明るいシーン(「ムコ殿!」とか「中村さんっ!」とか)のギャップが激しすぎるのにもなじめませんでした。
本格的に見始めたのは大学時代。平日の10時半からよく地元のテレ朝系の局で放送しているのをボサ
ッと見る日々が続き、そこで無印の「仕事人」が好きになりました。
これは本当にそういうシーンがあったのかどうか、よくわからないのですが、秀が主水らにボコボコにされている映像が今でも頭に残っています。たぶん、血気にはやって先走ったことをしたからなのでしょうが、主水の荒っぽいところも秀が一方的にやられているところもそれまで見たことがなかったので、とにかく衝撃的でした。
衝撃的といえば、当時の仲間であった左門という男。他局の時代劇ではちりめん問屋のご隠居(印籠を出す方)のボディガードをしている伊吹吾郎さん演じる左門は、浪人をしていたころは刀を使っていたのですが廃業しておでん屋を営むようになってからは、相手の腰骨をへし折って真っ二つにするという荒業を使います。要するに残虐超人時代のラーメンマンがブロッケンマンを殺したキャメルクラッチのようなものを使うのですね。
シルエットでバキボキバキ! と悪人を惨殺するシーンはあまりにも衝撃的で、「この人だけ暗殺とちょっと違うような」といった気がしました。パワーだけでここまでできるのかと。
その新技が出始めたころから見始めたので、山田隆夫さん扮する半吉の「半吉マーチ」は劇中では聴いたことがないのですが、悪巧みのシーンとか最初の善人(男性が多い気がする)が殺されるシーンとか後半の善人(悪事に気づいて暴こうとした、殺された男の妻とか)が殺されるシーンとかの音楽はすぐに情景が浮かびます。そしてそのあとはアップテンポな殺しのテーマ(または三田村邦彦さんの挿入歌)→バラード(主水の殺しのテーマ)→スチャラカな明るい音楽(「あなた!」「ムコ殿!」)というのがいつもの連携。どちらかというとライトなファンなのですが、結構好きな曲がたくさん入っているなあ。
オールドファンは軟派でチャラくなった「新・仕事人」を嫌うものの、とにかく私の元祖は「新・仕事人」。その直接の前日譚である本作は、今となっては一番まじめに見られる名作という位置づけなのです(シリアスさで言えば「うらごろし」とかもそうですが、アレはアッコ和田が……この人も暗殺じゃないだろ)
もっとも、私が初めてみたのは「新・必殺仕事人」。飾り職人の秀がキュピーンとかんざしを返してドヒュッ! と刺殺したり、三味線屋の勇次がキューッと糸を伸ばしてヒューンと飛ばしてキュウウウウッ「ピーン(ガクッ)」とやったりするアレです。擬音語でできるだけ殺しのシーンを再現してみましたがいかがでしょうか。
幼少のころに初めて見た時はいい人がわるいやつらに次々と惨殺されていくさまは、正直あまりにも悲しすぎて好きになれませんでした。あとはそういった怖いシーンと明るいシーン(「ムコ殿!」とか「中村さんっ!」とか)のギャップが激しすぎるのにもなじめませんでした。
本格的に見始めたのは大学時代。平日の10時半からよく地元のテレ朝系の局で放送しているのをボサ
ッと見る日々が続き、そこで無印の「仕事人」が好きになりました。
これは本当にそういうシーンがあったのかどうか、よくわからないのですが、秀が主水らにボコボコにされている映像が今でも頭に残っています。たぶん、血気にはやって先走ったことをしたからなのでしょうが、主水の荒っぽいところも秀が一方的にやられているところもそれまで見たことがなかったので、とにかく衝撃的でした。
衝撃的といえば、当時の仲間であった左門という男。他局の時代劇ではちりめん問屋のご隠居(印籠を出す方)のボディガードをしている伊吹吾郎さん演じる左門は、浪人をしていたころは刀を使っていたのですが廃業しておでん屋を営むようになってからは、相手の腰骨をへし折って真っ二つにするという荒業を使います。要するに残虐超人時代のラーメンマンがブロッケンマンを殺したキャメルクラッチのようなものを使うのですね。
シルエットでバキボキバキ! と悪人を惨殺するシーンはあまりにも衝撃的で、「この人だけ暗殺とちょっと違うような」といった気がしました。パワーだけでここまでできるのかと。
その新技が出始めたころから見始めたので、山田隆夫さん扮する半吉の「半吉マーチ」は劇中では聴いたことがないのですが、悪巧みのシーンとか最初の善人(男性が多い気がする)が殺されるシーンとか後半の善人(悪事に気づいて暴こうとした、殺された男の妻とか)が殺されるシーンとかの音楽はすぐに情景が浮かびます。そしてそのあとはアップテンポな殺しのテーマ(または三田村邦彦さんの挿入歌)→バラード(主水の殺しのテーマ)→スチャラカな明るい音楽(「あなた!」「ムコ殿!」)というのがいつもの連携。どちらかというとライトなファンなのですが、結構好きな曲がたくさん入っているなあ。
オールドファンは軟派でチャラくなった「新・仕事人」を嫌うものの、とにかく私の元祖は「新・仕事人」。その直接の前日譚である本作は、今となっては一番まじめに見られる名作という位置づけなのです(シリアスさで言えば「うらごろし」とかもそうですが、アレはアッコ和田が……この人も暗殺じゃないだろ)
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