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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 少し古い話をします。

 本年度の流行語大賞というやつは、せっかく見たものの流行していることを意識できないものであったり、流行しているのは知っているけれど積極的に使わないよう心がけていたものだったり、思わず長渕剛の声で絞り出すように「ろくなもんじゃねえ」と言いたくなってしまうようなものばかりでした。


 そんな中、今年大賞を受賞したのは「アラフォー」「グ~」のふたつということで、これならとばかりに今回はブログで題材にすることにしました。

 
 エド・はるみサンはぐるナイの「おもしろ荘」かなんかで見たのが最初でした。正直、最初は「怖かった」のですが(笑)、トーク番組などでの丁寧な語り方に徐々に惹かれ、やんわりと好きになりました。そう思ってたらマラソンに出るわ2時間ドラマの題材になるわ、すごい人気。なんかただのお笑い芸人らしからぬ雰囲気が、ファンとしては素直に嬉しいです。

 一方の「アラフォー」ってのは、なんかよく聞くのは聞くのですがどうして天海祐希サンが受賞しているのか、あわてて公式ホームページで調べたところ、ああそういうドラマがあったのね。と遅まきながら合点した次第です。


 この世代の女性が懐かしむ、いわゆるバブル景気のころと言うのは、私は何せ小学生かそれ以下だったので、いまいちどういったものかよく覚えていません。ただ、今考えると私がかつて働いていた職場にもちょうどこの世代の女性がいたように思います。

 在学中にろくすっぽ就職活動をしなかったために、卒業してもすることがなく、あわてて職安に行き複数あった会社の受付票の中から無造作に取った会社に就職、派遣社員という言葉の意味もよくわからないままかれこれ4年半が過ぎた現在ですが、初めて働いたところで一緒になったのがその人でした。


 とにかく当時はみんな金回りがよくて、ド派手な生活であったと言います。それに比べて今は大変・・・という話をしてくれたのですが、あいにくと私は今しか知らないし、お金の多寡にはあまり頓着しない性格なので、その部分はよくわかりませんでした。その代わり少年ジャンプの話はよくしましたし、ヤンマガとかも会社で貸してもらって、読ませてもらっていました。まさか会社でマンガを読む人がいるとは思わなかったので、大変驚いた記憶があります。


 その後、ともに職場のリーダーと確執があった私たちは1年半かそこらでその場所を追放、私は何とか別な派遣先にありつくことができましたが、その人は解雇と言う破目になったそうです。その後は私に悪い噂が立つといけないから、とまあ気を遣ってくれて、疎遠な関係になってしまったのですが、これがいわゆる「アラフォー」世代の女性なのだな、といまさらながらに思いました。

 それから3年くらいが経ちましたが、少しの間マンガと言うものから離れていた私を再び引き戻してくれたその人のことは、今でもよく覚えています。ちなみに私は今も同じ会社に勤めています(ウマのあう上司がいるので)。転職しようと考えていたこともありましたが、その会社で大規模なリストラが行われたと聞き、「もしもそっちに移っていたら、今頃無職になっていたかもしれない。とりあえず使ってもらえるうちは今の会社にいよう」と思い、こんな文章を書いているところです。今日も平和だ。

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