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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 一応は車好きを自認し、実際に買うことはまず不可能ではあるものの新型フェアレディZなどには素直にときめいてしまう犬神ですが、本田技研工業がF1業界から撤退すると言う話にはあまり残念な気持ちは起こりません。何となれば私はF1も本田技研工業もあまり好きではないからです。

 なぜ好きではないかといえば、やはり、「かっこよくないから」ですね。確かに緻密な空力の計算とか、すさまじい大パワーとか、そういったものを作り上げるエンジニアもすごいですし、これらをコントロールするドライバーの技術・体力は素直に驚嘆するところではありますが、やはり感情移入できないのです。あまりに先鋭化しているからかな。私の場合スポーツカーレースとか、ラリーとかみたいに、市販車のイメージが残っている車のほうが好きなんです。


 あとは、そういった趣味・嗜好の違いから来る感情的なものもあるように思います。かつてトヨタの偉い人と本田技研工業の偉い人が話をした時に、ラリーのことを「土遊び」呼ばわりしたというのをネットで見たのが決定的な理由です。

 もちろん私がそう言われたわけではありませんし、所詮ネット上の話なので本気でそう思っているわけではないのですが、どんなにNSXが速かろうとインテグラ・タイプRが速かろうと、ラリーでの実績はひとつもないのは事実。そうすると泥まみれ雪まみれになってなお走りぬいたセリカGT-FOUR(特にST165/ST185)の方がよほどかっこいいように見えてしまうのです。

 
 正直、「F1なんて、もうなくなったっていいんじゃない?」と思うのです。

 あまり世相がどうのこうのという話をすると、手に負えなくなるので、ごく個人的な気持ちでお話させていただくと、昔はこれでもF1から夢をもらっていました。具体的には80年代後半~90年代前期。wikipediaで言うところの「第二期」の時代です。当時、小学校低学年だった犬神にとってはひたすら格好良く見えました。いや、今でも格好いいと思います。

 今はあんまりそうは思いません。やはり市販車とイメージが違うので、夢を抱くことができないからです。

 それでも、ほかのメーカーに先駆けてチャレンジを続け、実際に結果も残してきた本田技研工業はやはりすごかったし、少しさびしい気もします。それもまた素直な気持ちです。

 お疲れ様でした。

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