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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 じつに10年以上かけて払い続けているローンがあったり、2台分の車の保険料を払ったり、駐車場代に昨年末に受けた車検の支払いがあったり。それに加えて村民税も払って、普段はある程度の余裕を見越しているのにそれがほとんどない犬神です。

 そんな中でも本は買ってしまう。先日はずっと欲しかった「平直行 格闘技のおもちゃ箱」を購入。これを読んでいます。


 このところ読んでいた本といえば堀辺正史・大山倍達・芦原英幸といった超硬派な人々の本ばかり。硬くて重くて石どころか鉄の塊をドスンドスンと打ち込まれるような心地よい衝撃を受けていたのですが、平さんは大変柔らかい語り口で、お人柄がうかがえるような感じです。

 初めて平さんの名前を知ったのは、これまた例の「格闘技大全科」。範馬刃牙がまだグラップラー刃牙だったころ、モデルはオレだ! ということで紹介されていました。実際空手やらボクシングやらシューティングやら……とにかく色々な格闘技を修得し、これを様々なリングで変幻自在に使いこなすような方だということでした。

 こんな人は、創作の世界以外では後にも先にも知りません。たぶん、誰も真似できないんじゃないかな、って気がします。

 というのは、平さんがすごく前向きというか、何でもかんでもスポンジみたいに受け入れてしまえる度量の広さがあるんだろうなと思いました。それも「強くなるためにやってやるぜ!」みたいな気負いがなくて、「面白そうだから」「楽しそうだから」って感じでサラッと受け入れてしまう。

 いいなぁ、というのと、そういう考え方もあるんだなぁ、というのと。このところガチガチに固まっていた犬神の心を、バキバキッともみほぐしてくれるような、そんな自由な気風に改めて惹かれてしまったのでした。


 自由に、とか、自然に、とか。ベースというか芯はやはり、しっかりしてないとぶっ倒れちゃうからそれなり以上に鍛えなきゃならんな、と思うのですが、いつも緊張してガチガチになっていたのでは参ってしまう。そのあたりのサジ加減がいつもどっちかに偏りすぎて、グダグダ(またはガタガタ)になってしまうことの多い犬神ですが、こういう風に生きられればすごくいいな、と思いました。興味のある方はとりあえずストライプルの公式ホームページにある「おもちゃ箱のブログ」をどうぞ。平さんの気負わないお人柄を感じることができます。

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