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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
私は竹中直人氏の「笑いながら怒る男」という芸がものすごく大好きです。単純に面白いから、というのもそうなのですが、一方ですごく相反する気持ちを同居させているバランス感覚というか、その技巧がすごいと思うのです。

それとは少し違うのですが、このところ情緒不安定な私。今日は少し落ち着いています。なぜ。いつもよりも多く仕事をしてきたからです。

ワーカホリックというほどではないにせよ、私は朝から夜まで仕事をしないとかえって気持ちが落ち着かないんです。って、それをワーカホリックって言うんだよ。という突っ込みが来そうですが、んー、そうじゃないんですよね。

できるだけ冷静に考えると、これまで勉強も運動も遊びもオナノコも、何もいいところがなかった私が初めて誉められ、必要とされ、生きていると実感することができたのが今の職場であり、仕事=アイデンティティと言い換えてしまってもいいくらい、私は執着しているんだろうなと思います。

他の人たちに負けたくない。というのもあります。総勢40数名のうち、半数以上が私と同じ派遣社員なのですが、作成日時でソートしたら古い方から数えたほうが早いくらい長い時間をすごし、仕事をしてきた人間として、たかだか数ヵ月くらいしかやっていない人々に負けてたまるかという思い。

それから、反発。似たような感じになりますが、たいした仕事もしてないのにナマ言うし泣き言言うしで、どいつもこいつも嫌いです。だから自分の正義を押し通したい。僕の考えを押し付けるつもりはさらさらないが、ってそれは「湾岸ミッドナイト」。とにかく誰かに干渉しない代わりに、できるだけ自分のことは自分でケリをつけたい。独立独歩。ひとりぼっちの宇宙戦争。ちょっと違うけど、まあ、そんな感じです。


で、まあ表向きの理由はそんな感じであり、本当の気持ちとしてはアイデンティティを守りたい、ということですね。いつも日陰をとぼとぼと歩き、誰からもほめられもせず、苦にされることはしばしばあり、ずいぶんひねくれた人間に成り下がってしまいましたが、ようやく自分の居場所を見つけられたから、ここを追い出されたらもう生きている価値がない――そんな不安、焦燥、で、結果的に神経症気味なのかなと思います。

仕事がすべてなわけじゃない。仕事をしない人はみんなそう言います。けれど仕事もできない人に大事を成せるわけがないと思うのです。

けれど、だからといって仕事をすることはとてもつらいことです。社内外からさまざまな人に怒られ、肩をすぼめて頭を下げて、あ~いそわらいーのー、25年~って、それは「おそ松くん」か。まあそんな感じで、こなしてもやはりどこかむなしいというか、満たされないのがとてもつらいです。

で、ここでまたアンビバレントという言葉を引っ張り出してくるのですが、つまりこういうわけですよ。仕事をしなければならないという気持ちはあるものの、当然仕事なんてしたくない、もっとゆっくりと生きたい、という思いがあるわけで、うまくいえませんが、どうすれば気持ちが本当に平穏な、フラットフィーリングの境地にたどり着けるのだろう、と思いました。

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