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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 昨日の田老ミニ旅行にまつわる追記です。

 たとえば盛岡から来られる場合、455号線をしばらく爆走し、後に海沿いの国道45号線に合流してそのまま南下……というのが一般的なコースと思われますが、このあたりにはやたらと「津波浸水想定区域」なる看板が目に付きます。さらには結構アップダウンがあって、割合高い(ような気がする)場所に「三陸大津波 ここまで」という看板があります。

 そんなに巨大な津波が来たのかね。フーン。……で終わりませんでした。とりあえず調べてみると、なるほど、どうやら昭和8年に起きた地震に由来する津波で、こんなところまでザパーンと波が来たのですね。って、一体何メートルあったんだ!?(最大観測記録は28.7m)

 この津波で当時の村はほぼ全滅、全住人の4割が亡くなるというトンデモない被害をこうむったといいます。実際に海岸に下りてみるとよくわかるのですが、このあたりは妙にボコボコしたリアス式海岸なので、波がいったん狭いところで凝縮してから広がって来るそうで、それゆえ被害も大変なものであるといいます。

 そのあまりにも大変な被害を教訓として、田老には巨大な防潮堤があります。「防潮堤」で検索すると田老町、と関連検索で出てくるくらい有名なシロモノです。現実に1960年のチリ地震津波では、これのおかげで誰も被害に遭わずに済んだと言います。

 私が行った日の真崎海岸は、それなりに高くて荒っぽい波がザッパンドッパンと打ち寄せていました。往時はこの海岸はおろか、その上の展望台さえ軽く飲み込んでしまうほどの大津波が襲ってきたのかと思うと、改めて津波の恐ろしさを感じました。地震が起きてからでは、もう間に合わないのかもしれません。その時はまあ、自分の運の悪さを呪うことにしますが。

 それまではあまり詳しく知らなかったし、特に見るべきものがないと思っていた(失礼!)田老町。なんだか色々と興味をそそられたので、今度はそういった部分を見に、行きたいと思います。


 そうそう。食べ物の話も少し。

 道の駅・たろうには海鮮な食品のほかに「かりんとう」がたくさんあります。この中で今回買ったのは、数量限定のもの。見た目的には青海苔がまぶしてあって、バリッとあけると非常にいいにおいがします。

 実際に食べてみると思わず「ンマーイ!」と、前にもいつか使った最上級の感嘆が飛び出すほど甘くておいしいのですね。なんか、あのミスタードーナツのチョコリングにかかってる、白くて甘い塊。あれが中央に固まっていて、その部分が激烈においしいのです。

 アイスや生鮮食品は、途中で溶けると大変だし……という遠方からお越しの方は、ぜひお土産にいかがでしょうか。

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