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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 かねてよりあこがれてはいたものの、平均古本価格350円のためにためらっていた「空手バカ一代」が、一冊50円という破格の値段で売っていたのを見て、ところどころ欠番こそあれごっそり購入、読んでいます。

 高校のころに「漫画文庫」というやつが突然ずらりと並び、その時に1巻だけは立ち読みしたことがあったのですが、本格的に読み進めていくのはこれが初めて。いきなり3巻が欠番なのでひとまず2巻までですが、読みました。


 ところどころに「大山倍達・談」と謳っているため、今日のように情報が発達していなければ有明少年は当時の日本を空手で震撼させ、そのあげく大山氏は本当に素手で人を殺したことがあるのか! と信じてしまうようなリアリズム。まさに梶原マジックといったところでしょうか。

 もっとも、それでも素手で牛を殴り殺したのは事実ですし、そういう意味ではノンフィクションの要素もないわけではない……といったところでしょうか(とにかく強かった、というのは当然の事実として)。


 私が数ある格闘技の中でも空手が好き(得意、ではなく!)なのは、この漫画の影響もありますし、八巻建二さんもこの漫画に影響を受けて入門したと「餓狼伝」の関連書籍(格闘技伝説だったかな。最初に出たほう)で述べられておりました。リアルタイムで、たとえば14歳ぐらいの少年ボウイが読んだら絶対にハマると思います。

 ほとんどすべてが創作である、という事実を踏まえても、なお大山強し! のイメージを投げつける本書。ピストン堀口氏のことも、この漫画で初めて知りました。改めてwikipediaで調べてみると、ものすごいパワーファイターだったのですね……というか、その時代にボクシングがあったのかと(私の知る最古の日本のボクサーは「ガッツ石松」さんだったのです)。

 ともあれ早いところ3巻を購入し、続きを読みたいと思います。

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