先日、必殺シリーズの中でも異色作と評判の高い「翔べ! 必殺うらごろし」を見る機会がありました。
超常現象を超常現象としてそのままストーリィが展開していくというのが特徴の本作は一番の能力者である中村敦夫「先生」がどういった経緯で善人が死んだかを超能力で見るので、基本的に金銭のやり取りはありません。理不尽な悪党を抹殺……というか惨殺したいという死に際の思いがモチベーションという、ウラミハラサデオクベキカな物語なのです。
市原悦子は何食わぬ顔で悪人を待ち伏せし、一瞬で相手をブスリと刺殺する、後の中村主水を髣髴とさせる技を使うので暗殺者っぽいのですが、朝日を浴びてパワーアップする先生は日の高いところで殺しを行います。主に旗竿を投げつけてそれで相手を貫き、その後は立たせたまま絶命するまで放っておきます。別に死ぬまで見届けるわけではなく、「その竿はくれてやる」と、男塾の伊達の如く去っていくのですが。
そして本作でもっとも異彩を放っているのが和田アキ子です。執拗に相手を殴り、殴り、殴り殺すシーンは視聴者の溜飲を下げるどころか、痛快すぎて笑い転げてしまいました。ちなみに今回は殴るだけではなく、階段から縦方向に転がして殺害していました。古館伊知郎ふうに言えばひとり地獄車とでも言いましょうか。なんかここだけ東映カラテ映画みたい。
ちなみにエンディングテーマも和田アキ子でした。およそ時代劇らしからぬソウルフルな歌声は素直にかっこよく、「ああ、この人は歌手だったんだな」と、物心ついたころからアッコにおまかせしかみていない犬神は思いました。次は「野良猫ロック」か。
超常現象を超常現象としてそのままストーリィが展開していくというのが特徴の本作は一番の能力者である中村敦夫「先生」がどういった経緯で善人が死んだかを超能力で見るので、基本的に金銭のやり取りはありません。理不尽な悪党を抹殺……というか惨殺したいという死に際の思いがモチベーションという、ウラミハラサデオクベキカな物語なのです。
市原悦子は何食わぬ顔で悪人を待ち伏せし、一瞬で相手をブスリと刺殺する、後の中村主水を髣髴とさせる技を使うので暗殺者っぽいのですが、朝日を浴びてパワーアップする先生は日の高いところで殺しを行います。主に旗竿を投げつけてそれで相手を貫き、その後は立たせたまま絶命するまで放っておきます。別に死ぬまで見届けるわけではなく、「その竿はくれてやる」と、男塾の伊達の如く去っていくのですが。
そして本作でもっとも異彩を放っているのが和田アキ子です。執拗に相手を殴り、殴り、殴り殺すシーンは視聴者の溜飲を下げるどころか、痛快すぎて笑い転げてしまいました。ちなみに今回は殴るだけではなく、階段から縦方向に転がして殺害していました。古館伊知郎ふうに言えばひとり地獄車とでも言いましょうか。なんかここだけ東映カラテ映画みたい。
ちなみにエンディングテーマも和田アキ子でした。およそ時代劇らしからぬソウルフルな歌声は素直にかっこよく、「ああ、この人は歌手だったんだな」と、物心ついたころからアッコにおまかせしかみていない犬神は思いました。次は「野良猫ロック」か。
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