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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 今のワゴンRは趣味に通勤に、とかく移動に大活躍してくれているところでありますが、乗り始めた頃と比べて「ちょっと変わったかな」と思うことがありました。

 発進に停止に、あまりガッコンと来なくなったのですね。……もちろんAT車であればそんなものは気になるはずもないのですが、しばらくはx年ぶりのMT車と言うことでなんともぎこちない運転だったのです。

 こんなことで、どうするんだ。――ほんの少し自分が情けなくて、悩んでいました。

 致命的なミスは今の今までやっていませんし、その時点でもまあ、多少エンストしたりしたことはあったにせよ、人生をひっくり返すような失敗はしていませんでした。そして別にサーキットに行く予定も地元の峠の道路に横方向にブラックマークをつける予定も何たら料金所からどこそこIC経由でウニャウニャ線合流――ッてな予定もないのですから、多少下手でもいいじゃん、と思うのですね。

 そう、別に速く走ることが目的ではないのですから、ガッコンガッコン行っていても別にいいような気はするのですが……

 
 それってあまり機械に優しくないですよね。

 別に擬人化するわけではないのですが、機械としてそういうのってあまり好ましくないだろうし、運転者たる私もあまり気持ちよくない。だとしたら、やはり自分にも車にも気持ちのいい運転をしたい。

 ――そう思っているうちに、最近は結構、乗れて来ました。気を抜くとニュートラルにしないまま信号待ちでクラッチを離してガックンしちゃうこともありますが、加速/減速とも割合スムーズにできるようになった気がします。

 うまくなった、ということですよね(相対的に)。


 車の漫画が好きで、いろいろ読んでいたのですが、最近は湾岸ミッドナイトさえ読まず(ヤンマガの最新連載から少し降りているだけで単行本は相変わらず)、すると「彼女のカレラ」くらいしか読んでいないのですが……

 あーいう車との付き合い方をしたいな、と思うのです。

 もちろんスペック的には天地ほどの差がありますし、車としての格も45段くらいは軽くありそうですが、それでも気持ちだけは!……と思い、丁寧に丁寧に運転しています。できるだけ車の声を聞き、手ごたえを感じていく。こちらがこうすれば、こいつはこう答えてくれる。そういったものをアレコレ考えながら走っています。


 信号待ちからの加速は出遅れるし、トルクも細い。峠道でちょっとしたスピードで曲がろうとするとロールが激しくて横転するかと思い、空気抵抗がアレだからなのかアルトより燃費が……? と思うこともある。

 そういったネガは、結局、自分が車のことをわかっていないからなんですよね。その車には、その車なりの個性がある。魅力でも、可愛らしさでも、なんでもいいです。

 ようやっと、少しだけその世界がわかったような気がしました。

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