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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 いまさら? と言われそうですが、先週のチャンピオンを買いに本屋へ。

 今日は遅番なので21時に終了、それからなので通常の本屋はとっくに閉まっている。スーパーにはなかなか並んでない。だったら近くのコンビにでも行けばいいのでしょうが、どうもコンビニで買うというのが好きではない。なので24時まで営業している大型の本屋へ。


 とりあえず一冊だけ、チャンピオンが残っていました。まあたくさんの人に読まれていたのでしょう、表紙はちょっと折れてるし、さわり心地も決してよくありません(手垢がひょっとしたら結構ついてるのかも)。とはいえどうせ読んで資源回収に出すのだし、背に腹は変えられぬではありませんが、ページが鼻紙として破り取られているわけでもないでしょうから、とりあえずそれをそのままレジへ。

 レジに立っていたのは、こないだ小銭のことで死闘を繰り広げたあのオジサンでした。

 今回は250円に対し1050円をお皿の上へ。50円玉と1000円札なので、まあ迷う要素はなかったのですが、そのオジサンもまた私が持っていったチャンピオンの状態の悪さに辟易したのか、問わずがたりにチャンピオンの何たるかを語ってくれました。

 いや、何たるかというか……

 「いや~ちょっとねー、一冊しかないから、あちこち折れてたりするけどご了承くださいね。何せチャンピオンは入荷部数が少ないからねー、美品でとなれば定期購読とかしていただくしかないと思うんですよ。本当、チャンピオンは部数が少ないからねー」

 ……私は別に、そのオジサンに不平を一言だって漏らしていないし、表情もそれほど不快感を表したつもりはないのですが、わざわざそんなに語ってくれたと言うことは、もしかして私のこころを読んだのでしょうか。

 うかつだった! こんな身近にエスパーがいたとは!(c 課長バカ一代)


 オジサンからの、それ以上のサイコダイブを私自身拒みたくて、つい「そうですねー」と相槌を打って、何とか正気を保っていたのですが、何でたかがチャンピオン一冊買うだけでこんな思いをしなければならないのか。

 いや、むしろ、すごいことなのかもしれません。私のこれまでの本屋ライフで、まさか本を買う段階になってこんなにたくさんの言葉を聞くことがあるなんて、これまで想像だにしなかったのですから。ましてや結構な面積のある、巨大なこの本屋で。


 ……エムズ書店みたけ店……私は「さわや/東山堂派」なのですが、なんだか急速に、好きになってしまいそうです。

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