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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 私はレバノンもチベットも行ったことがないので、せいぜいテレビの向こう側で起こっていること、くらいの認識しかありません。ましてやそのように大きなことを取り扱う場所でもありませんし、ごくごくミクロなことを語りたいと思います。

 何度かこの場で語っている例の「いぬ」ですが、今日も表に出ていました。ひところに比べるとさすがにやせ細ってはいるものの、それでも自分で石段を登ったり下ったりくらいはできるようにまではなっているようでした。

 とりあえず身体をなでてはやりましたが、やはりつながれたリードを引きちぎりたいとボディランゲージでもしているかのように、ビンビンに引っ張っていました。

 ……

 それほど嫌われているわけではない、と信じたいところですが(戻ってくればちゃんと撫でられてくれるし)、まあ出社途中で時間もそれほどないので、そこそこにその場を立ち去ることにしました。


 そのあと「ねこ」もいたのですが、こちらはどうも様子が違いました。表に出てはいたのですが、ニャーニャーミャーミャーと絶え間なく鳴き声をあげていました。

 なんだなんだ? と思い、いつものように近づいて撫でてやろうとすると、いきなり私の上にぴょん! と飛び乗り、そこからさらに肩の上に乗ってきました。おいおい。私はたまらずに下の方に飛び降りさせました。

 もう一度、撫でようとすると、やはり同じことでした。こりゃたまらん。早く行かないと遅刻するしー。とか言いながらその場をそそくさと後にしましたが、やはり「ねこ」は「猫」になろうとしているようです。「ねこ」にとっては甘えさせてくれる存在かもしれませんが、「猫」からしてみれば私などただの踏み台に過ぎないのでしょう。そうなったら……

 ……

 それまで手を触れたこともなかった(近づくと逃げられるから)この動物、というかこの特定のねこには、様々なことを教わった気がします。

 もしかするとそろそろ、最後のことを教わることになるのかもしれません。


 ……
 
 リードでつながれた猫の苦しみ、いかばかりのものか。そのあたりのことを理解するのには、まだ時間がかかりそうです。

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