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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 どいつも、こいつも……

 いぬもねこも、どうして生きているんでしょう。どうしてそんなに「クーン」とか「うふうん」とか「ニャー」とか「ミャー」とか言うのでしょう。ましてや尻尾を振ったり、ぴょん! とひざの上に乗ってきたり、撫でてやると目を細めて眠ってしまうのでしょう。

 こんなに可愛く、こんなに優しくされたのでは、私も……


 …………


 私というやつはあまり運命とか、そういうのに身近ではないと思っている部類の人間であるはずなのですが、こうもうれしいことがあると、目に見えない何かに生きる方へと押しやられているような気がするではありませんか。

 距離が1メートルかそれより少しあるぐらいで逃げていく、あのねこという生き物が、自分から近づいてくるなんて。人に慣れるとこれほどまでにミャアミャアとなついてくれるものなのでしょうか。

 他のどのねこでもなく、このねこだけが、私になつく。

 いつも表に出ているわけではないので、1週間に1度逢えるかどうかという怪奇奇跡。だから表に出ている時はそれだけでとても幸せな気持ちになります。

 
 家ねこを飼うこともできず、野良ねこを手なずけることもうまくいかないのなら、結局こうして他人の家ねこを可愛がるのが一番よろしい。いつも会えるわけではないにしても、時々逢えたら可愛がってやりたい。

 だからもう少し生きていたい。何か、そう思いました。

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