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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 近頃は愛車が1台増えて、「今日はどっちで行こうかな、フフン」などとは言わず、今までどおり九十式アルトで走ります。まだ自動車保険も名義変更も済んでないので、それから……というふうに考えております。

 これまではFMトランスミッター+D-SNAPで延々と音楽を聴き続けていたのが、最近はいきなりアナログテープに。そういうわけで朝夕の歩いている時間だけがD-SNAPの活躍場所と相成ったわけで、今朝はスティーブ・ライヒの「エレクトリック・カウンターポイント」をテレッテーレッと聴きながら歩く……

 ……おや?

 神社と寺の脇を通る狭い道から広い通りに出る交差点の角にある家、その玄関にかつては門番の如く構えていた「いぬ」……最初はわわわわわーんってほえられていたものの、次第に仲良くなっていった「いぬ」……いつの頃からか見なくなり、ひょっとするとこの世から消えてしまったのかもしれないと思っていた「いぬ」……

 今朝通りかかると、開け放たれた玄関の向こうにその「いぬ」の姿があったのでした。

 目に見えてわかるくらいやせ衰え、満足に立って歩くこともできなさそうでした(立とうとすると震えているみたいだった)。なので手を出して呼びつけることもかわいそうだと思い、少し目を合わせたぐらいで来ましたが、妙にうれしかったのですね。

 「な、なんじゃあ、まだ生きてたんか!」

 たぶん聞こえないし、聞こえてもわからないでしょうが、思わずそんな感想が漏れました。……


 いぬと言い、ねこと言い……


 つくづく私はこの世で生き延びるように、何者かに強い力で引っ張られているような……そんな気がします。

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