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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 カセットデッキは再生不能、FMトランスミッターもなくし、小型CDプレーヤは電池切れという状況で、私の車はもはやAM/FMラジオしか聞くものがなくなってしまいました。

 ところが民放はラジオショッピングなど、大して面白くないものばかり。そこで、以前「現代文講座」かなんかで「山月記」を朗読しているのを聞き、大変面白かったのでNHK第二放送を聞いてみました。

 これが面白い。とりあえずイタリア語講座に始まり様々な物語を聞き、午後からは英語だの中国語だの韓国語だのスペイン語だのまた英語だの、非常にアカデミックな内容であり、最終的には株価情報までずっと聞いていました。

 さすがに外国語講座は、大学時代にフランス語の単位を取るか取らないかで最後まで苦しんだ私の個人的な思い出もあいまって、楽しいばかりではないにせよ、このおはなしの旅という番組はなかなか感動ものでした。

 今日は「龍の子太郎」。矢島「片桐志穂」晶子さんらが語る物語の後編でした。……米飯を食べて涙する主人公の話を聞き、毎日当たり前のように米を食らって生きている現在はつくづく幸せなのだと感じました。

 そのあとは小泉八雲版「雪女」。聞いているうちにすっかり主人公・茂作になりきり、運転に集中できなくなるくらい聞き入ってしまいました。

 それから、NHKカルチャーアワーですね。これは10時半からの気象通報を聞くためにラジオをつけるとあのテーマソングが流れてくるので、それだけは知っていたのですが、中身も素人に太陽系の何たるかをわかりやすく語ってくれたり、非常にためになる番組となっております。

 
 結局、好きな音楽だけを聴いているようでは見えない世界があるわけで、やはり、ラジオというのは偉大なのだと思いました。

 (それにしても、株価は誰が決めてるんでしょうか。新日本石油が何百円という世界なのに任天堂は6万円、何とか銀行はウン十万円という世界で、それを延々と聞いているだけで驚いてしまいました。私の知らない世界が、そこには、ある)

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