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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 花巻温泉「峡」の中でも老舗とされる大沢温泉へ行ってきました。

 かつて私の大のお気に入りは志戸平温泉だったのですが、ここの温泉は数年前に実質的な自炊部である「志戸平温泉旅館」が取り壊しに遭い、ご大層なホテルしかなく、いわゆるひなびた温泉宿と言うものをこよなく愛する(+小奇麗なホテルに入る金銭的な気負い)犬神、それならばということで今なおその古びた建物を残す大沢温泉へ行ってきました。まあ、こちらも立派なホテルが隣にあるわけなのですが。

 風呂は自炊部の内風呂「薬師の湯」と露天風呂「大沢の湯」、それにホテルへ地下から潜入してひそかに入った「豊沢の湯」。他にもヒノキ作りの「南部の湯」というものがありますが、時間の都合でここは今回はカット。ひとまずそれぞれの風呂に入ってきました。

 「薬師の湯」は割合狭く、まあ、純粋に湯治用といった感じでしょうか。浴槽が広くて浅いので「寝湯」も可能となっています。

 一方で「豊沢の湯」は、さすが近代ホテルの売りなだけあって、眼下に川を見下ろす絶景の半露天風呂となっておりまして、折りしも紅葉の時期とあって、なかなかに風流なところがありました。いつでも入れるのか、どうなのかわかりませんが、ともかく万人にオススメするところであります。

 そして露天風呂「大沢の湯」は、これは浴槽どころか脱衣場まで屋外にあるという非常にオープンなところとなっており、さらに加えて混浴となっております。こちらも豊沢の湯と同じ景色を眺められ、さらに水車小屋もあって実にいい雰囲気です。

 ところで混浴風呂というのは、岩手県には松川温泉や藤七温泉といった、結構古い系の場所なのですが(私の行ったことのあるところですね)、はっきり言えば混浴という名の男湯であって、別に何を期待するわけでもないのですが、そんなものだろうと言って入っていました。

 ところが、今日は……

 その……

 ……

 
 大沢温泉、ちょっと犬神の住まう町からは離れているのですが、花巻温泉峡の中でも随一のオススメスポットであります。

 (まあ、タイトルの通りでして……お察しください)

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