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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 髪型と言えば真ん中わけか、「パンチ」「アイパー」「リーゼント」、女性であれば「長い」「短い」「まっすぐ」「波がかってる」「まとまってる」ぐらいしか知らない犬神です。あとは「1つ束ねてる」か「2つ束ねてる」か、でしょうか。

 今朝、「特捜最前線」のテーマから椎名林檎に続いてふかわ「ロケットマン」りょう、というワケのわからない順番の音楽を聴きながら通勤していると、近くの中学校へ向かう女子生徒がいました。

 別にどうということもないのでそのまま緩やかに追い抜いたのですが、オヤ? と思ったのが、束ねた髪を自分の右後方に飛び出させているのですね。

 右だろうが左だろうが真上だろうが、どこに出そうが一向に構わないのですが、一般に後ろに下げるもの、という認識があるので、ちょっと妙に映りました。そして程なくして私の脳裏に、原哲夫氏が書いた前田「ケンシロウ」利益が秀吉に謁見した時のことを思い出しました。

 
 色々あって時の最高権力者・豊臣秀吉に会うことになった前田慶次は、その秀吉の面前に妙なまげの結い方をして現れました。そして一応、深々とお辞儀をしたのですが……

「この時、全員が初めてこの髷の真意がわかった。見事な傾きぶりだった。確かに、髷は秀吉に正対している。頭を見るかぎり、慶次は平伏して見えるのである。だが顔は横を向いている。つまり、慶次は秀吉に頭を下げることを平然と拒絶したのだ!!」

 
 ……つまり先生にお辞儀をする時、横を向いてお辞儀をするためにあーいう結び方をしていたのか……見事な女傾奇者よ、などと感嘆するのはどこのどいつだ。厄妄想もいい加減にしろという突っ込みも当然至極あるかと思いますが、あくまでもこの犬神、そうではないということは重々承知しているので、無粋な突っ込みはご遠慮ください。

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