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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 ドラえもんの道具で、それほど有名でもない? かもしれないものに「ハジメテン」というものがあります。分類としては内用薬ですね。たぶん「ヤメラレン」とか「コエカタマリン」とかと同じ製薬会社が作っているものと思われます。

 どういう効果があるのかといえば、「まるで初めてそれをしたかのようにみずみずしい気持ちになれる」道具なそうで、なんだか歳を食ってから、やたらと感動する話に思われてなりません。もちろん、どうしてなのかといえば、私の日々がだんだんと感動のない、すれっからしたものになったからなのでしょう。

 日々が楽しくない。ツマラナイ。そういう思いを抱えて生きるということは大変な苦行でありまして、そういった気持ちから抜け出すためにこのところ「龍が如く2」やら「喧嘩番長2」やらを物憑きのごとくやり込んでいました。ところがそれさえも段々とつまらなくなり、どうしたものかと考えていたのですが、ここで発想の転換。どうしたものか、ではなく、どうしてなのか、と考え、たどり着いた結論は。

 つまりは同じことの繰り返しで、良くも悪くも慣れてしまったんですね。ちょっとしたことでしたが、まさにコロンブスの卵。アメリゴ・ヴェスプッチの鶏(そんなものない)。コペルニクス的転回、とは一度使ってみたかった言葉。

 
 まあ、無理やり話を大きくしようと思ってそんなことを言ってみましたが、要するに、何か行き詰まりとか閉塞感とか「たりー」とか「うぜー」とかシラケたりしたら、少し戻って気持ちをリセットさせてあげればよい、といったところではないでしょうか。虚心坦懐。あるいは、FLAT FEELINGってことで。

 もっとも、その一方でこういう考え方もあるわけなんですよね。……そういえば、そうだよなあ。

 ただ、矛盾はしませんよね。
 
 いつも慎重で、臆病で、丁寧にするためにも、新鮮な気持ちで何事にも接する。その都度、色々な知識は吸収し、技術も伸びていくけれど、気持ちだけはいつも虚心坦懐。まだ上手に形にはできないのですが、それがひとつの理想形なのかな、という気もします。まあ、どうあれ人生語るにはこの犬神、まだまだまだまだ若すぎる! のですが……。とりあえず40代か50代になってからですな。

 そういうわけでこの犬神、酒にも酔わず、自分にもできるだけ酔わないよう気をつけながら、今日も無明荒野をさまよっています。戦国無双の謙信公は本多忠勝が言うには酒にも自分にも酔っていたようですね。

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