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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 人に読ませる文章を書くとなった時、「誰のように書きたいか」と言われた時、それは町田康氏であり中島らも氏であり、誰より大槻ケンヂ氏なのです。たぶん思春期に、かなりオーケン氏と似たくさいダメ少年期を送って来た犬神にとって、同氏の言葉は何よりもこころに響くのですね。

 特に好きなのはプロレスラーについての言葉で、私は試合やら必殺技やらはほとんど知らないのですが、その言動は下手なプロレスファンより詳しいんです。たぶん。あ、「下手な」ね。本気のプロレスファンにはまず勝てないですから。

 たとえば、高野拳磁というプロレスラーがいるのですが、このレスラーが宇宙パワーXというレスラーと釘板デスマッチなる恐ろしいリングで対決することになった際のコメントですが……

 「ふっふ、奴を串刺しにしてやるぜ」――「蝶や昆虫の標本があるんだ。宇宙の標本があったっていいだろう」

 宇宙の標本!? 拳磁はアーサー・C・クラークか!?

 またある時は、木村健悟というプロレスラーがリングアナに「木村さん、一言!」とコメントを求められた時のことですが、この人はカメラに向かい、指差しながらおもむろに言いました――

 「いなずまっ!」
 
 あんたはヤン坊マー坊か!?

 ……と、いちいちキレのある突っ込みを食らわしてくれるのが小気味よく、また、プロレスラーの(変な)魅力を際立たせ、忘れられないインパクトを与えてくれるのですね。

 自分でもこういう風に小気味よい突っ込みを入れられればよいのですが、なかなかそれも難しいような気がします。しかも私は大槻ケンヂ「信者」なので、冷静に語ることがさらに難しい。だから、あまり推し進めないようにします。やるにしても、もう少し文章と精神の修行をしてからですね。そんなことを言いながら聞いている音楽は上野洋子さんと新居昭乃さん、そしてゲームミュージックばかりですし。

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