明日の休日がそうじゃない日になってしまったために、あまりにも破滅的な気持ちになった私は、普段は吸わないキャメル煙草などを取り出し、おもむろに吸いました。まあ、それほど好きなわけではないのですが、「探偵物語」の工藤ちゃんの気分でね。
「探偵物語」が好きなんですね。日々の散々な出来事も、まあ工藤ちゃんのようにハードかつしなやかな気持ちで生きていれば、どうにかやりすごせそうです。実は今着ているスーツが黒いのも、ちょっと意識してみたものです。さすがに原色のカラーシャツは着ることができませんが。
それでもやっぱり、ちょっとつらい。だから普段はめったに吸わない煙草も吸う。
ふと見ると、最近いつかも見たねこの親子がいました。
何メートルか離れたところで親ねこが先に歩き、子ねこがそれに続きます。私は近づくでもなく、かといって遠ざかるでもなく、ただその場から煙草を吹かして見ているだけでした。
親ねこは進んでキビキビと進んでいくのですが、子ねこは何か足元の石ころにでも興味があるのか、ゆっくり、もったりと歩いていました。
何か、ちょっかいを出したい。撫でてみたい。
そう思いましたが、恐らく近づけば、私の何倍もの速さで逃げるでしょうから、結局何をするでもなく、その場所でじっと眺めていました。
そのうち親子のねこは車の陰に隠れ、私の煙草も大分短くなったので、さっさとその場を後にすることにしました。
夜風が肌寒く感じられるような、月の綺麗な夜でした。
「探偵物語」が好きなんですね。日々の散々な出来事も、まあ工藤ちゃんのようにハードかつしなやかな気持ちで生きていれば、どうにかやりすごせそうです。実は今着ているスーツが黒いのも、ちょっと意識してみたものです。さすがに原色のカラーシャツは着ることができませんが。
それでもやっぱり、ちょっとつらい。だから普段はめったに吸わない煙草も吸う。
ふと見ると、最近いつかも見たねこの親子がいました。
何メートルか離れたところで親ねこが先に歩き、子ねこがそれに続きます。私は近づくでもなく、かといって遠ざかるでもなく、ただその場から煙草を吹かして見ているだけでした。
親ねこは進んでキビキビと進んでいくのですが、子ねこは何か足元の石ころにでも興味があるのか、ゆっくり、もったりと歩いていました。
何か、ちょっかいを出したい。撫でてみたい。
そう思いましたが、恐らく近づけば、私の何倍もの速さで逃げるでしょうから、結局何をするでもなく、その場所でじっと眺めていました。
そのうち親子のねこは車の陰に隠れ、私の煙草も大分短くなったので、さっさとその場を後にすることにしました。
夜風が肌寒く感じられるような、月の綺麗な夜でした。
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