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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
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 意外と黒豹の魅力、黒豹の(様々な側面から見た)スゴさをかかれている文章がなかったので「じゃあ、ここはひとつ」ということで書き始めたこのテーマですが、ざっくりとした概要のはずなのにかなり濃い感じになり恐縮です。まあ、できるだけわかりやすく書きます。というか、そもそもココで書くことないんじゃ……。

 4.黒木検事は人脈がすごい

 作中で「黒豹」といえば、世界中の諜報機関が震え上がる超ビッグネームで通っており、CIAもKGBもMI6も(80年代当時)あの手この手で黒木検事を亡き者にしようとするのですが、その卓越した……というか人間離れした戦闘力で次々に返り討ちにされています。

 返り「討ち」で、しかもかなり激しい戦闘の果ての「討ち」であり、さらにそれが結構たくさん人がいる場所だったりするので、現場はすさまじい惨状であり、阿鼻叫喚のパニック現場と相成るわけですが、そこをフォローするのが直属の上司というか司令官である倉脇法相(後に首相)という人です。

 この人に電話すれば「よろしい」とか「わかった」とかの一言で万人が動きます。そして惨殺死体はトランクに詰め込まれ、床や服に飛び散った血痕は特殊スプレーで消し居合わせた人々には厳重な緘口令をしいて、また秘密活動にいそしむと言うわけで、この神に近い人の存在あっての黒木検事の活躍と言えそうです。ちなみに当然ながら日本国の法相であり首相のはずですが、その権力は遠くフランスでも通用するようでそのコネは「銀と金」の銀さんにも匹敵すると思われます。

 そして中には、そんな文字通りの超人・黒木検事に尊敬と畏怖の念を抱き、立場を省みず協力を申し出る人もいるわけで、前回ちょこっと触れたソ連の空母の艦長もそのひとりでした。また、実際に何か協力したわけではないのですが、イギリスの某・超有名スパイのあの人(殺人ライセンス所有)も黒木検事のことを知っていて、一目置いているらしいのですが、たぶんイアン・フレミングは知らないと思います。

 というわけで、黒木検事の行くところではみな震え上がり、黒木検事の通った後には惨殺死体が山積みになっていき、それを次から次から倉脇法相の手の人々が片付けていくのでした。もうやりたい放題な気もしますが、世界中の機関が黒豹を抹殺しようとして襲い掛かってくるのだから仕方がない。ともあれ戦闘シーンの盛り上がりは「餓狼伝」に匹敵する熱さ・スピード感であると思います。

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