×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
門眞妙さんが主催する朗読会に行ってきました。
この格好で。
……
最近はもうわざわざ女の子の格好をした自分を「鳴瀬桜華」と認識することもなくなりました。SNSで交流をしていた人と初めて会った方にも去年男性の格好であった方にも佐藤非常口の名前でご挨拶しているし、アベココアさんのライブにもNoaさんのライブにもこの格好で行ってるし。この格好って、厳密に全く同じ服を着ているわけではありませんが。これは特別な格好なので。さかいふうかさんに褒めてもらった格好であり、ミュシャ展に行く時の格好であり……今回門眞妙さんにお会いするにあたって決めた格好です。
「命をのせて歩くんだ
一番好きな服を着ていくのが当然だろう」
イエスさまからは「何を着ればいいかとか悩むんじゃないよマッタク」と言われるかもしれませんが、久々にお会いする……そして、こんな生き方をするようになってから初めてお会いするので、私の持っている中で一番特別な服を選び、行ったのでした。
そして、受け入れていただきました。
ごく最初は「はじめまして」って雰囲気だったんですが、すぐに「佐藤さんですか?」と気づいていただいて……あまりにも変わり果てた姿だから、気づいてもらえなくても仕方がないという覚悟で臨んだのですが、そうして受け入れてもらえて……それが何よりも嬉しかったのです……!
みすみんサン、ごめんなさい。私どうやらメタバースじゃなく仙台で『在りたい私』に成れたみたいです。
私……ここで生きていきます!
朗読会の話もしますね。
台本は「ガザ・モノローグ」。封筒に入った台本をそれぞれ手に取り読み上げる形で、一人ずつかわりばんこに読みました。もちろん私も読みました。私が読んだのは「戦争の長い時間」というものです。
読んで感じたことを、そのまま表現する。それを聴いてくれる人たちに向けて。
……
それはとても心地よい時間でした。
大町西公園。日差し。鳥のさえずり。広瀬川のさざめき。遠くで遊ぶ子どもたちの声。でも、それも遠くに聞こえる。ここでは私の声が一番よく聞こえる。みんな私の声に耳を傾けてくれる。静かに聞いてくれる。
私の気持ちを、みんなが聴いてくれている。
本当に、良い時間でした。
私の感情を受け止めてくれた人たち。今度はその人たちの言葉を私が受け止める。門眞さん。初めて会った人たち。……
いま思い出しても、良い時間だったと思います。本当に、本当に良い時間でした。
最後に自己紹介をしました。
ここでちょっと「いつもの私」に戻った私。正座して帽子を脱ぎながらも、まるで漫才のツカミのような感じで自己紹介をしちゃいました。
「はい、え~佐藤と申します。まあSNS方面では佐藤非常口って名前でやらせてもらってるんですけど……」
その時、大学生の青年が「おおっ……!」という表情をしたので、もしかしたらどこかで私の名前を見ていたのかもしれません。意外と私の名前、売れてるのかな(笑)。だとすると、ますます自分が――どんな格好をしていても――佐藤非常口という人間であり他の誰でもないのだということを自覚しました。アイデンティティ!
*
平日にもかかわらず10人くらいの人たちが集まって、この日の朗読会は終了しました。
そのあと感情をノートにまとめて、それを(ノートに書いたとはいえ手紙形式で感想を伝えたくて)写真に撮って門眞さんに送ったところ、温かい返信を頂き、
「成った」
そう思ったのです。
イエスさまが十字架にかけられ、最後につぶやいた言葉は「成し遂げられた」でしたが、私もそれに近い……なんておこがましくて言えませんが……でもやっぱり言います! 本当に、そのくらい私の心は満たされたんです!
イトウモモカさん、さかいふうかさん、門眞妙さん。他にも多くの人たちに元気をもらって、私は生きています。というか、生きたいと願い、一生懸命歩いています。
わたしは人生を愛しています。
そして、仙台を愛しています。
PR
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック